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内容説明
貧困や格差、高齢化など、私たちを取り囲む社会課題は尽きない。そうした課題を解決するための手段の1つとして注目されているのが「ソーシャルビジネス」だ。病児保育を行う認定NPO法人「フローレンス」を2004年にたちあげ、日本の社会起業家の若き旗手としてニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にも選ばれた著者。本書では、起業当初から現在に至るまで、10年以上にわたる著者の軌跡を初めて具体的に明かしていく。社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウ満載。本書を読めば「新しい社会貢献」の実際がすべてわかる! NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願うすべての人、必読。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホシ
14
引き続きNPOのお勉強。私はその気は無いが、今後、NPOの立ち上げ・運営を考えている方は一読して損はない一冊。NPOに関心がない方が読んでも、何かしらのヒントは得られるのではないだろうか?NPOだからこその運営の仕方もあるが、基本的な部分は一般の企業運営と変わらないんだ、という印象。NPOもシビアな世界なんだな。駒崎氏はNPO業界では気鋭の人物らしく、本書の文面も”やり手”のそれを感じさせる。やり手である分、批判にも晒されているようだが…。社会を良くしたいという氏の信念は信じたいし、応援したい。2017/10/14
クロネコ団
7
フローレンスの経営の裏方が見える。著者がどのような気持ちでNPOを経営しているかがわかる本。読者に対して誠実にノウハウを伝えようとしている。2016/01/07
shige
7
社会起業家を志す人向けの入門書。 内容はNPO設立のための書類手続きなどではなく、広報の重要性や資金管理も含めたマネジメントなど、「ソーシャルビジネスを始めた後に何をするのか」が本書の中心となっています。 ベンチャービジネスの起業入門としても面白い良書。 ソーシャルビジネスだけでなく経営論も学べるので、大学生に特におすすめできる本です。2015/12/30
けん
6
★2.52024/03/30
aoi
6
おもろかった! 中でも、価格の決め方として紹介されている「価格感度測定法」と、顧客満足度を測る「ネット・プロモーター・スコア」その従業員版の「eNPS」はやってみたいくらい。他にもプロボノ支援NPOやリユースPC寄贈プログラム・非営利団体に無料で提供されるWEBサービスなど便利ツールの紹介や、担当者に届きやすいプレスリリースや助成金申請の資料の作り方まで。タイトル通り、読めばソーシャルビジネスについて一通りのことは分かる。情報量の多い内容が分かりやすく書かれていて、そのことからも筆者の知的さが伺えた。2017/05/14