内容説明
20世紀を代表する偉大な知性、レイチェル・カーソン。環境破壊を警告する嚆矢となった『沈黙の春』や自然を尊ぶ心を育む重要性を説く『センス・オブ・ワンダー』など今なお古びることのないその功績を問いなおす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこしま
34
自然との共生を。◆レイチェル・カーソン?だれ?と初耳な方は戸惑うかも。著書は、カーソン女史が書いたロングセラー『沈黙の春』などを中心に、高校生や初めて環境問題に意識し始めた方ら向けに、やさしく書かれたものです。◆既に50年代にはマラリアを撲滅するためにDDTという殺虫剤を使用してます。駆除しても耐性を強めた虫が出てしまう悪循環。自然を破壊してしまうだけです。広島や第五福竜丸による放射能被曝にも言及が。◆科学的なデータだけではないです。共生するための倫理や慎ましさを訴える姿勢には敬意を払います。2015/10/22
♡kana*
17
好きだなぁ。たくさんの人に読んで欲しい。2016/05/13
calaf
15
レイチェル・カーソンって、名前さえ知りませんでした...『沈黙の春』というタイトルは聞いたことはあったけど、内容は知りませんでした...現在社会で発生してきている様々な問題を、1960年代というから結構昔に指摘した人であり、本であったのですねぇ。。。2016/02/04
himawari
9
センスオブワンダー。レイチェル・カーソンが教えてくれたこの言葉を胸に自然の中に身を浸したい。私たち人間は、いつになればこの限りある自然がもう修復不可能な程に破壊されている事に気が付くのだろう。持続可能な生き方について、一度でも良いので立ち止まって考えてほしい。2015/11/23
伊崎武正
7
とてもためになった。2015/09/20