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内容説明
1945年の敗戦後、マッカーサーを頂点にGHQの支配下に置かれた日本。当初占領政策は非軍事化・民主化を推進、平和主義を追求した日本国憲法が花開く。だが冷戦が深まる中、日本を「反共親米」にすべく、政策は経済復興に転換される。51年、朝鮮戦争の最中に結ばれたサンフランシスコ講和条約は日米安保条約とセットの締結となった。本書は、21世紀まで続く「戦後体制」が創られた日本占領7年間の全貌を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とくけんちょ
49
あらためて、日本は敗戦国なんだと痛感した。敗戦を経験して、立て直しを迫られた日本。2度とアメリカや世界の脅威にならないことが大前提であった。その占領期の7年間。ありとあらゆることが改革され、GHQの顔色をうかがいながら、変革していく。GHQのいいなり、そりゃそうだろう、敗戦国なんだから。その中で、必死に独立を目指す。後で批判することは簡単だ。この時代の政治家は目的があって、そのために全力を尽くしている。2022/04/03
きいち
34
ポツダム宣言の受諾、敗戦調印からサンフランシスコ・安保条約が発効し占領が終了するまでの約7年、この間、この状況を日本・世界の将来のために少しでも意義のあるものにしようという人々の記録。成果はもちろん、幣原・芦田・吉田はじめGHQとの直接交渉に挑んだ人々の「諦めなさ」を何より尊敬したいと思う。◇憲法の経緯から改憲を唱える人々に特に読んでほしい。自分たちこそが、先人たちの命がけの本気さを軽んじる自虐史観に陥っているとわかるはずだ。内容の議論はそれからだ。◇そして占領軍の面々の本気度に驚く。沖縄と違いすぎる…。2016/05/29
おさむ
31
1945―52年の占領期を日米双方の視点から客観的に描いた第16回読売・吉野作造賞。断片的には既知の事が多かったが、ここまで解りやすく一覧性のある文献は初めて。沖縄や安保など現在も日本を二分するテーマの源流がこの7年弱にあることを再認識しました。2015/12/05
翔亀
28
【沖縄5】副題にある通り、沖縄占領史と日本占領史の比較もあるようだったので沖縄シリーズの一環で読む。もちろんメインはマッカーサーCHQで、押しつけ憲法だとか議論の多いところを、丁寧に米国と日本の交渉のやりとりがドキュメンタリータッチで描かれる。このあたりは改めて面白い。米国側もCHQと国務省・アメリカ政府の間で、CHQ内でも局の間で意見の食い違いがあったこと。間接統治だったので日本政府/国会の議論にぎりぎりまで任せたこと(介入/圧力もあったけど)。CHQの民主化路線では社会党を中道として期待をかけたが、↓2021/10/19
樋口佳之
24
副題に沖縄があったので積ん読解消。沖縄メッセージはやっぱり酷い話。/そもそも戦前から「家」制度と現実の家族生活を一致させることは困難となっており、そのギャップを埋めることが求められていた。/民法改正についてのこの叙述、具体的に何を指すのか知りたい。2019/02/03
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