内容説明
粕谷甲一神父の講話からのシリーズ、2冊目のタイトルは「救われるのは誰か」です。ドイツの神学者カール・ラーナーに師事し、青年海外協力隊や海外で働いた経験から、日本での宣教活動への思いをつづっています。最初の講話は、国民的スター水戸黄門にまつわるお話から始まります。黄門さまが悪代官に向かって言う「おまえたちはお天とうさまが見ていたことを知らないのか」ということばから始まります。アッシジの聖フランシスコや、さだまさしさんの「風に立つライオン」などを取り上げながら、身近なことから、日本人が求めている宗教性の深い部分へと入っていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
70
神様と水の洗礼にはどのような関係があり、救われるとはどういうことかを説いています。目に見えず、手に触れられない神様ですが、人々は気づかないうちに出会い、救われているのは事実だと思います。様々なことに出会いますが、その事例を通して語られた救いは確かに祈り求めていることのように感じました。カトリックでもプロテスンタントでも、神様の存在を常に感じて出会っていくことで救われていくのかもしれません。2016/08/29
yumicomachi
4
2011年に帰天した司祭の講演録だからエピソード等は古いものもあるが、キリスト教教義の本質を平易で含蓄のある語り口で伝えてくれる。2018/03/17
坂井信生
0
カトリックの粕谷甲一司祭の講話集第2巻。 どの章からも、ボクサーのボディブローのようにズシンと何か重いものを喰らうような読後感。ポジティブな意味でのヤバイ人でありヤバイ本だと今回も感じた。 ところで第1巻と同様たびたびカール・ラーナー司祭のエピソードや著書からの引用があるのだけど、そちらも気になってググったら邦訳されている著書もあったので『キリスト教とは何か : 現代カトリック神学基礎論』を読みたい本に登録。2025/03/01
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