文春e-book<br> 会計士は見た!

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文春e-book
会計士は見た!

  • 著者名:前川修満
  • 価格 ¥1,222(本体¥1,111)
  • 文藝春秋(2015/12発売)
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  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163903682

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内容説明

ソニーから東芝まで
事件な企業の決算書を、会計士が読み込む!

数字の羅列から、記者会見からは決して見えてこない企業の「裏の顔」が明らかに。
粉飾、内紛、リストラ、資金繰りの悪化――。
会計士には、隠し事はできない。

・ソニー:赤字決算にもかかわらず、なぜ多額の法人税を納めているのか?
・大塚家具:トップの座を巡る父と娘の対立は、実は日本型経営と米国型経営の対立だった
・日産:コストダウンでは絶対に削ってはいけない数字がある
・キーエンス:企業内平均年収1600万円超。「工場がない製造業」はなぜ儲かるのか?
・スカイマーク:倒産する企業はまず決算書のここに赤信号がともる
・東芝:監査が見逃した「ソフトウェア開発の数字」に、異常事態がはっきりと現れていた

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

375
簿記の知識がほとんどない私でも簡単に読めた1冊。会計士って数字上でここまで企業の状況が分かるんだなと驚くと同時に自分が勤めてる会社の会計にも興味を持てた。本書の中でキャッシュフロー計算書が重要とあったが如何に会社が不正をしていようとも改ざんしにくいというのは勉強になった。東芝の監査法人が不正会計を見破るのは難しかった理由が少しわかった。SONYが巷で言われている通りの金融会社になっているとは知らなかったそれも大手クラスの。しかし色んな会社があるなぁと感じた。2016/01/05

こうせいパパ

26
新年1冊目。大変読みやすく勉強になった。ソニーの中核事業シフト、大塚家具の親子其々の経営手法、コジマの社員比率、日産のリストラ策、優良企業キーエンス、スカイマークの無謀な投資計画など、会計知識がなくとも理解しやすい内容になっている。そして最後の東芝の粉飾については、作中で著者が懸念していた事項がつい最近明るみになったのが印象的。BS&PLだけでなく、キャッシュフロー計算書にも注目していきたい。2017/01/01

roatsu

23
9月から仕事内容が変わり会計と向き合う必要性が出てきたのでまずはとっつきやすく面白い書籍を、と購入したが大変良かった。こういう観点で財務情報を読んでいけばいいのかと心強い資料。強靭、迷走、変身、破綻に粉飾と各章で取り上げる上場企業の財務諸表を例に著者が読み解いた実情が解説される。キャッシュ・フロー計算書の重要さを再認識。著者の他の書籍も読んで学びたい。何でもそうだが難解な点もある専門分野を万人向けに平易かつ面白く解説できている書籍は結構希少で、その点でも価値ある一冊と思う。2017/09/12

mitsu44

22
決算書を読み解き特徴のあった会社の動きを詳しく解説した本。簡潔に説明してありわかりやすい。CF計算書の重要性を改めて感じました。 ソニーの事業の変換、大塚家具・コマツ・日産の経営、キーエンスの高収益性の仕組み、東芝の粉飾について書かれています。 決算書を並べるとここまで読み取れるんだなーと勉強になります。(注目すべきは営業CFのプラスの絶対値<投資CFのマイナスの絶対値)2016/01/02

panashe

21
公認会計士の前川修満さんがBS/PL,キャッシュフローで読み解く各社の財務状況。ソニー,大塚家具,コジマ,日産,キーエンス,スカイマーク,江守グループ,東芝。2015年発行という事で現在の各社の状況を考えながら読むとまた面白い。大塚家具の身売りや日産のゴーンさんが変装して逃亡するとは予想外だろう。東芝の粉飾決算、のれん、特にその中での配当と執行役への報酬は社員なら許せないだろう。「工事進行基準」は決算時に当たり前に処理していたが一般的ではないと知った。2023/05/06

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