角川新書<br> 9条は戦争条項になった

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角川新書
9条は戦争条項になった

  • 著者名:小林よしのり【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2015/12発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040820620

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内容説明

集団的自衛権の行使を容認する安保法制が成立し、憲法9条は戦争条項となった。立憲主義がないがしろにされるなか、国民はここからどこに向かうべきか。議論と覚悟なくして従米から逃れる道はないと説く警告の書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

263
そりゃそうだろなと思う内容だった。確かに戦後社会は国民がいなくなり只々相手国の脅威を煽って自分は安全な所から勇ましいことを言う卑怯者が多いなと思った。逆に実際の戦場で戦うことになる自衛官、戦場になる場所に住む住民とかの視点が完全に欠落している様に本書を読めば感じる。それにしても安倍首相の国のためなら死ねると言うことを言えないのはやはり自衛隊の最高指揮者かつ責任者の首相としては問題だなと思った。2015/12/13

Y2K☮

42
憲法9条は美しい理念だ。でもイラク戦争の反省が無い政府がアメリカの暴走に追従すればこの9条の存在故に自衛隊は窮地に追い込まれる。不本意な戦場に送られて命の危険に晒される。それだけじゃない。ISによる報復テロが国内で起きる可能性だってある。今は平和を守る為にこそ憲法改正が必要なのだ。右とか左とかで思考停止せず、老人達の無責任な煽りに耳を貸さず、安易に群れて無力な正義を叫ぶ快感に甘えず、目の前の現実を見ないといけない。専守防衛。侵略戦争には加担しない。国際社会でその独立した姿勢を貫くには何が必要かということ。2015/12/16

りょう君

21
田原総一朗が司会をする「朝ナマ」に出演して意見する一風変わった漫画家と思っていたが、一種の思想家に近いと著書を読んで感じた。過激な意見が多いが、日米同盟に反対、憲法9条に反した自衛隊ではなく国軍にするべき、若者とくに大学生はデモに参加よりもっと本を読んで勉強を!といった意見は賛同できるかも・・太平洋戦争における都市の空襲で90万人の民間人が、2発の原爆投下で一瞬で30万人が殺された史実があるが、日本人は戦後アメリカに民主化を洗脳されたという。戦争に巻き込まれるかも!?といった危惧は著者だけではない2016/10/15

活字スキー

16
世界に争いは尽きない。アメリカはまた、独断で他国にミサイルをブチ込んだ。「存立危機事態」には今の憲法のままで集団的自衛権を行使出来るようになったんだっけ?中東情勢のさらなる不安定化や、米露(中)の対立の激化は存立危機事態に含まれるのかしら?武力を持たない筈の日本が、アメリカ様に要請されるまま世界のあちこちでパシリの限りを尽くさねばならない日も案外近いのかもしれない。2017/04/07

モリータ

14
大戦での死者の感情をくみ取って国のあり方を決める、という無茶と、↓の点以外はだいたい納得。短期的には「存立危機事態」が起こらないという予想の立て方や、それを根拠に安保法制の早期成立を批判するのは正当な主張の筋道だと思うのに対し、侵略的事態における国民(独立軍)による自国防衛を説くのは、筆者が主張する危機的事態の可能性の低さからすれば説得力がないのでは?「当面ない危機感に煽られてそれより現実的に起こりうる確率が高い米軍の不当な海外派兵に付いていかずに済むように」というのが主張の中心になるべきではないのか?2016/02/18

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