フラワーコミックスα 緑の罪代

著者名：梅サト【著】

小学館（2015/12発売）

• ISBN：9784091377708

内容説明

資産家の老女・澄香に届いた、40年前に消えた夫の死の知らせ。
東京で彼女が知った秘密と真実とは・・・！？
ミステリアスなラブストーリーの表題作含む4作品収録。注目の新鋭・梅サトの新鮮な感性が溢れるデビューコミックス。
収録作品／「緑の罪代」「僕と悪と平和な日々」「ほんぽうふき」「たゆたう」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

おばあちゃんの失踪した夫をめぐる表題作ほか、雰囲気のある短編集。鬼嫁がかわいかった！

2015/11/21

[Nyah]

「緑の罪代」資産家の老女澄香は40年前に消えた夫が最近亡くなった事を知る。「僕と悪と平和な日々」春休みに何か変わった事に遭遇して人生が変わるのを期待する小学生。「ほんぽうふき」生贄として鬼の嫁になる。鬼は島の大木と共存しているが、もう木は腐っていて島も共倒れになると生贄を返してしまう。「たゆたう」 幽霊がようやく認識できる子どもを見つけた。幽霊なのにカマキリやアリに変身しているのがよくわからん。ほのぼのしている。最近２作品読み、梅サトさんを応援しようと勝手に思っているところ。

2020/07/21

[まっぴー]

初作者。こういう絵柄もお話も好きです。デビューコミックスのようでまた力のある作者さんが出てきたなと思いました。表題作はあと1話分くらいあればもう少し深みが出たかなと思いました。全体的に駆け足気味だったかんじです。みなさん好きな作品に挙げていますが、私も雰囲気といいお話といいぽんぽうふきが好きでした。今後も注目したい作者さんになりました。

2016/02/16

[しましまこ]

４編+おまけ。タイトル作はカッケーばあちゃん！「平和すぎる」とつぶやくヒーローになりたい男の子、優しく頬染める鬼と世話好きカラスと揺るぎない嫁！ユーレイでじんわり。おまけは初めてのカメラ。どれも良かった！作家買い決定。嬉しい一冊でした。

2015/11/18

[にゃうぴょん]

優しい絵柄の中に少し不穏さも感じさせる不思議な雰囲気がしました。「ほんぽうふき」のお話が好みです。他の作品も読んでみたいと思いました。

2019/12/17