内容説明
京都は、だてに千年以上もの間、日本の都だったわけではありません。京都を訪れる人々は有名な寺社仏閣につい目を奪われがちだけれども、実は、街中の路地(ろうじ)や辻子(ずし)にも歴史的や文化的に価値のあるものが、いまだひっそりと息づいていたりするのです。決して目立つものではなく、だからこそ、歩かなければ見つけられません。メインの通りから、細い道へ、その奥に何があるかわからないけれど、思い切って足を踏み入れてみませんか。そして気になるお店を見つけたら、遠慮せずに覗いたり、食べてみたりする。そんなちょっとした冒険が京都の旅をより豊かに、面白くしてくれます。「なぜ、『後院通り』と言うのか?」――京都通の辰巳琢郎さんがそんな歴史的背景を解説しながら、京都の通り名の由来も詳しく解説! ワイン通の著者がおすすめする名店からB級グルメまで、京都のおいしい店も紹介してくれます。街歩きに便利なMAP&リスト付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱーぷる・ばんぶー
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本当に歩いて見つけたショップやカフェについて書いておられるのがよくわかる本でした。雑誌やガイドブックに載っていない情報がいっぱいでした。2016/08/06
masa
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方向音痴で、地図を読めない私。京都や京都の地名が好きなので、もっと覚えたい。『長い歴史の積み重ねの中で、京都ほど不慮の死を遂げている人間の多い都市はないのでしょうか。その恨み、つらみが怨霊となって残っているのが京都という町で、霊感などを持ち合わせている人は、場所によってそういうものを感じるといいます。寺院や神社がこれだけあちこちつくられたのも、その怨霊を鎮めるためだ、ということを腹中に置いて、京都の街は歩いた方がいいのかもしれませんね』妙蓮寺、本法寺、妙顕寺行ってみたい。一之船入も行ったことないなぁ。2024/09/15