ちくま学芸文庫<br> 増補 ソクラテス

個数:1
紙書籍版価格
¥1,540
  • 電子書籍
  • Reader

ちくま学芸文庫
増補 ソクラテス

  • 著者名:岩田靖夫【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 筑摩書房(2015/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480095954

ファイル: /

内容説明

ソクラテス哲学の核心にある「反駁的対話」の構造と意味を分析し、それがかれの倫理的信念といかに関わるかを考察する。さらに、この倫理的信念の彼方に現れる「無知の自覚」が、ダイモニオンの囁きと共に、なにか超越的なものを示唆することを推定する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

μέλισσα

2
神託による探究の開始とダイモニオンの禁止とについての記述を見ると私は昔からベンヤミンの「神的暴力」とドゥルーズ&ガタリの「リゾーム」を思い出すのだ。 理性を挫き、また理性を動かす外なるものの理論はソクラテスにおいて完結しているように見えて、改めて私はまだポストモダンの独創性なるものを全く理解できていない段階にいると気付かされた。 『ゴルギアス』篇もまた非理性によって対話を挫かれて終わる。 やっぱり、魂の不死なしにソクラテスは理解できないし、それゆえ私は彼を理解できないのであろうか。2025/01/29

有智 麻耶

2
自分自身は著作をのこしていないソクラテスについて、いまだに研究の領野がひろがっていること、いいかえれば、これほどまでに書かれるべきことがあることに驚かされた。彼の反駁的対話や「無知の自覚」などの主題について、先行研究をときに受容しつつ、ときに批判的に乗りこえながら、統一的な解釈を提示している(したがって、本書は概説書でありながら、ひとつの研究として読める質のものとなっている)。あとがきでいわれているように、彼の哲学を宗教性の視角から分析しており、「デルフォイの神託」や「ダイモニオン」の重要性を理解できた。2024/04/02

ポルターガイスト

2
田中美知太郎『ソクラテス』に比べより包括的で筆者のメッセージ性が強く,有益な情報がたくさん回収できた。2018/03/27

edamamekirai

2
接続切れて長めの感想全部消えた。悲しい。ソクラテス好きです。プラトンのこと全然知らない。恥ずかしい。2018/01/08

鵜殿篤

2
私が思うに、「対話術」に関する極めて重要な事実は、筆者も述べるように、プラトンがこの原理について本質的なことを「一言の説明もしていない」(296頁)ことだ。『国家』で触れられた太陽の比喩とか線分の比喩でディアレクティケーの方法が述べられているとする解説書もあるが、あそこには本質的なことは書いてないと思う。つまり、いかにして本物の真実へたどり着くかという保証は、あの説明では得られない。この「書かれていない」ということ、「否定」という事実そのものが極めて重要なのだと思う。ここに「無知の知」の深淵が現れている。2017/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7946400
  • ご注意事項

最近チェックした商品