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内容説明
何気ない一つの走塁、一つのけん制、一つの三振、一つのファウル、一つの安打、
一つの捕球、一つの守備位置などに対する「観方」が確実に変わる、
野球のツウ好みの一歩進んだ野球観戦術。
●「いいところに守っていた」は、偶然ではない!
華麗なプレーや記憶に残るプレー、
目に見える数字だけが野球のすべてではない!
一見平凡そうなプレーにも勝因は潜んでいる――。
本書は解説者もあまり語らない
「見えないファインプレー」に注目。
プロの何気ない一つの走塁、一つのけん制、
一つの三振、一つのファウル、一つの安打、
一つの捕球、一つの守備位置などの
「観方」が確実に変わる
ワンランク上の野球観戦術!
プロで長年二塁手として活躍し、
現在は解説者・評論家および
WBSCプレミア12の守備・走塁コーチなどを務める著者が
プロのプレーの奥深さを余すところなく解説する。
今日から試合を見る「目」が変わること間違いなし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
94
横っ飛びでボールをキャッチ、フラッと上がったボールを背走してキャッチ。見た目にも派手なファィンプレーは華やかで観る者を魅了する。しかし、そればかりがファィンプレーではない。打球が放たれる以前、投手が投球モーションに入る以前から選手たちが考えて準備することで難なくアウトにしているような事象を本書では解説している。打った時に「なぜ、そこに守っている!」というようなアレで、偶然ではなく必然であることを丁寧に解説。ここに書かれたことはテレビやラジオでは本当に見えない。やはり現場に足を運ぶ楽しさはここにもある。2023/01/28
再び読書
43
現役時代より引退してから彼の考え方がわかり面白く読めた。3番最強打者説は長嶋氏の造語と思っていたが、その様な考え方があることにびっくり、最も二番打者に適していないと思っていたが、確かに日本ハム時代の小笠原は最強の二番打者だったので、もしかして狙っていたのは、この路線?と思えた。しかしながは、本来の守備な関する記述は面白かった。サインでの化かし合いや、二塁手のあり方は興味深い。出来ればこの路線で、全篇書いて欲しかった。桑田と古田の試合前の内野守備には感心させられる。最後の少年野球の考え方には共感出来る。2016/11/30
たかやん
14
1つのミスに対していちいち目くじらを立てずに、それまでの良いプレイを含めたトータルで選手をみる、仁志さんの“信用貯金”という考え方が好きだ。失敗を極度に怖がる思考習慣から僕がなかなか脱け出せないのは、結局のところ野球部時代に試合でエラーする度に罵倒され懲罰交代させられるのをずっと繰り返されたことが大きかったように思うから。だからこそメジャーリーグでの特に中南米出身の選手たちの失敗を恐れない大胆なプレースタイルに惹きつけられがちです。2019/10/30
Kaz
14
先日、久々にプロ野球観戦をした。一塁牽制の後、三塁手が毎回、一塁手と投手の線上にカバーに入っていた。これも、仁志さんの言う「見えないファインプレー」だと思う。捕手も内野ゴロの時は、必ず一塁に向かって走っているし、外野手は常にポジションを微妙に変えている。プロって本当にすごい。2017/06/17
ちろたろう
8
神宮カープ二連戦を観戦したら、菊池のスゴさを更に実感。解説も聞いてみたい。2016/09/04