有斐閣アルマ<br> 教育の社会学(新版)【PDF版】 - 〈常識〉の問い方,見直し方

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有斐閣アルマ
教育の社会学(新版)【PDF版】 - 〈常識〉の問い方,見直し方

  • ISBN:9784641124004

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内容説明

2000年の刊行以来,多くの支持を集めた社会学・教育社会学学習のための必読書。格差社会化,不登校問題,家庭教育への関心の高まりなど,ここ10年での社会状況の変化を鑑み,待望の新版化が実現。好評の理論解説「知識編」も,さらに充実したものになった。
※この商品は冊子版の版面そのままの電子書籍です。レイアウトを変更することはできませんので,大きなディスプレイを備えた端末でのご利用をおすすめします。

目次

Part1 学校に行かない子ども
 Stage1 「不登校」と「学校に行かないこと」
 Stage2 不登校・長期欠席はどう捉えられてきたか?
 Stage3 問題の再定義と対応策の再検討
 知識編 教育問題の社会学・入門
Part2 家庭教育と幼児教育の変化
 Stage1 子どもをよりよく育てること
 Stage2 早くからの教育
 Stage3 選択される幼児教育
 知識編 幼児教育の社会学・入門
Part3 ジェンダーと教育の歴史
 Stage1 学校化される〈女〉と〈男〉
 Stage2 身を立てる男と駆り立てる女
 Stage3 学校文化における身体とジェンダー
 知識編 「ジェンダーと教育」の社会学・入門
Part4 「学歴社会」の変貌と「格差」
 Stage1 完璧な能力主義社会は可能か?
 Stage2 日本社会はどこまでメリトクラティックか?
 Stage3 教育の格差拡大と学歴社会の変貌
 知識編 「教育と社会階層」の社会学・入門

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

26
教育はみんなが受けた経験を持つから誰でも一言言えてしまう。それがどんなに特殊な経験と限られた視野で形成されたものか全く気づくことなく。仕事の場でも数多くそんな人に出会うけど、噛みついても逆効果だしな…。教育社会学は、そうした思い込みたちがどんな形をしていてどう分布しているかを明かそうという学問。この本は不登校・幼児教育・ジェンダー・格差の固定化という4つのアクティブな問題を題材に社会学的な考え方を示した教科書。「奴ら」の思い込みにオトナ気保ちつつ少し釘をさすのに使えるな。◇各章のブックガイドがありがたい。2015/02/11

isao_key

10
教育社会学を大学で初めて学ぶための大学生向けのテキストのようであり、内容はそれほど深くない。「不登校」「幼児教育」「ジェンダーと教育」「学歴社会」の4つのテーマを取り上げている。ジェンダーの章が割と充実している印象を受けた。学校が求める望ましい女子生徒像は、戦前の良妻賢母主義教育が受け継がれている。現代社会においては、企業で求められる望ましいOL像に似ていると本書は述べる。オフィスにおいて男性の指揮の元に、あくまで男性の補助として従順かつ勤勉に働き、お茶くみや掃除に心を配り、殺伐とした職場に潤いを与える。2017/04/21

柳田

6
教育社会学のテキスト。2018/09/26

たじー

1
教科書的な本で面白かった。次は図書紹介にある本を読んでみたいと思う。最新のデータを基にした次の改訂版が出てほしいな。2018/04/08

有智 麻耶

1
旧版のデータが刷新され、内容も付け加えられていた。教育問題(いじめ、不登校など)、ジェンダー、受験や格差など、社会学の基本的なテーマを概観できる。特に、ジェンダーは歴史的な分析がされていて面白い。限られた紙面に全てを収めるのは無理があるが、興味があるところは参考文献を当たれ、ということだろう。個人的には、マイノリティの問題などを取り上げてほしいところ。2017/10/16

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