内容説明
世界を驚かせるニッポンのAV!
アメリカやヨーロッパのハードコアポルノには日本発のジャンルがあるほどだ。
1981年の誕生以来、ニッポン人はポルノ製作にも精魂をかたむけてきた。ひたすら、斬新さ、過激さ、正直さ、そして洗練をめざす製作者と出演者たちの好奇心や情熱は、決して他の国ではまねできない。AVとは、まさに日本の文化なのだ。
製作者たちへの徹底取材で、その知られざる歴史を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オオトリちゃん
8
あれ?涙が…。胸の奥底から未知の感情が涌き出てくる。下半身からは膨大なエネルギーの奔流が(自重)ひっそりと時代の片隅から世界の趨勢を洞観し、陰ながら今日まで多くの人生に影響を与えてきた日本のAV。その壮絶なドラマに瞠目せずにはいられない。やはり全ては性欲という度し難いプリミティヴな欲望故かフロイト先生…。自動バイブロボットに血道を上げる奴はまだ可愛い。ユーゴスラビア内戦の只中で8ミリを使って売春婦を撮す阿呆までいるとかこの業界暗黒過ぎ(苦笑)未成年者のブルセラなんてレベルじゃねーぞ!需要…あるのよねぇ…。2015/12/08
ウェイランド
2
作り手達の異様な情熱が日本独特のAV産業を形作っている。それがクールかどうかはわからないけど日本の文化なのは間違いない。2016/01/14
羽子茉礼志
1
本書の内容のほとんどが自身の知らない世界の話で、日本のAVのジャンルの多様性には舌を巻いた。この作品を読むと、自分の性癖の凡庸さを理解させられる。2016/06/22
STR☆
1
理屈では説明出来ない何かに突き動かされ、道を求める者たち。こういった、道なき道を進む人たちがいるからこそ、後続は広くてきれいな製品を楽しむことが出来るのだなあ。2015/12/12
nur1202
0
規制のせいで日本の AV が、特殊なものになっているという考察については、頷けるものがありますね。 そもそも、いい大人なら隠すまでもなくわかっているものをいちいち隠すとか、そもそもインターネット見れば隠れてないものがいくらでも落ちているのにとか、日本の規制ってナニを考えているかわかりません。 映像表現としての規制を無くして、替わりに未成年の目に確実に触れないようにするってのが正しい方向性だと思うんですけどね。 2015/12/06