内容説明
僕、静目圭には一つ年上の幼馴染みがいる。僕がセンパイと呼ぶその彼はとても優秀だ。できないことは無いと言い切れるほどに。最高の身体能力に、最高の知力に、最高の容姿。超巨大複合企業《ＳＡＮＡＤＡ》の次期当主になるべく、幼少時から特殊な環境で教育を受け続けたセンパイ。しかしその彼には、残念ながら常識が皆無だった！ そんなセンパイこと真田燐之介と、その教育係として日々奔走する僕の、後継者争い本格参戦への幕が今上がる――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
11
「バカとテストと召喚獣」完結後２作品目となる今作は……またも中性的なキャラクターが出てきます（大事なことです）。今回は超巨大企業の跡継ぎ争いを描いた作品で、バカまっしぐらだったバカテスよりかは、幾分かシリアスな要素が増えた感じ。……ですがキャラクターが突飛なことをやらかしたりバカな展開が多いのは相変わらずなので、今回も笑える作品に仕上がっていたかと思います。センパイが女体化したり、華凛の存在意義が見えなかったりとシリーズ化を見据えた故か補いきれてない部分もありますが、今後が期待できるシリーズだと思います。2015/11/21
ブー
8
バカテスの次作品！今度は、跡目争いをベースに、いろんなトラブルをトラブルメーカーがドタバタ騒ぎ！って感じです。ノリはバカテステイストですが、キレは前作の方が良かったかな？特に、「バカテス」小冊子がついていただけに読み比べてしまった。ただ、それなりのキャラ設定なので、今後の展開に期待です。今巻も「バカテス」小冊子も性転換系は一緒にしたんですね。笑ぃ！2015/11/22
gawa
5
8/10。楽しいコメディとそこそこのカタルシス。大筋に財閥の後継者争いがあり、前半のギャグパートにその伏線がしこまれていたりする。バカで魅力的な男キャラが出てくるのも著者ならではの魅力。口絵の華凛は破壊力高し。2015/12/24
フルカラフル
4
バカテスの著者の新作。「行くぞ圭。カップル狩りだ」物語は、キリッとした青年が完全武装を整える場面から始まる。主人公は、完璧超人でありながら奇行に走る財閥御曹司の先輩の、しがないお世話係である。高校生でありながら学校という舞台を離れて様々な事件に巻き込まれ、本家の人間からは足蹴にされる主人公。しかし目立った才は無くとも芯は強く、彼は先輩の一番良きパートナーなのである。 言葉の選び方や登場人物の掛け合いの運び方は、さすがの一言。続刊が出ていないのは、男のバディ小説をファミ通文庫で販売してしまったからだろうか。2020/04/06
ちいたけ
3
圭くんじゃ、のせられるだけよねえ。常識って何でしたっけ。(笑)2016/01/09
