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内容説明
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坂本さんは、食肉センターで牛を“解く”仕事をしています。息子のしのぶくんは、小学校の授業参観でおとうさんの仕事を聞かれて、「ふつうの肉屋です」とこたえました。その後、担任の先生に「おとうさんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」といわれたしのぶくんは、「おとうさんの仕事はすごかとやね」と坂本さんにつたえます。そんなある日、坂本さんがつとめる食肉センターに、女の子と一頭の牛がやってきて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
103
絵本。博多弁が味があってとても良かったです。こういう仕事をしている人がいるから私たちはお肉をいただくことが出来るのだとしっかり胸に留めておきたい。2021/03/28
nakanaka
80
感動すると同時に考えさせられる絵本でした。普段当たり前のこととして牛肉や豚肉、鶏肉を食していますが動物たちから命をいただいているんですよね。また食肉解体作業員の方々がいるからこその今の食卓であることも気づかされます。決して忘れてはいけないことだと感じました。息子たちもわかってくれたようで真剣に聞いていてくれました。2016/10/12
けんとまん1007
79
数年前に絵本版でないほうを読んでいたので、すっと心に沁みこんできた。自分以外の”いのち”を考えることは、本当に少ない。肉・魚・野菜・果樹・・・いろいろある。それらが育つのも目にしているものは、ほんの一部で、目にすることがないものが圧倒的だ。あらためて、”いのち”をいただくことの意味を考えざるをえない。言い尽くされているが、感謝の2文字。これに尽きるのだが、ついつい忘れてしまう。2014/08/10
サク
77
『食べ物全てに命がある。米粒一つ残さずに食べなさい。出されたものは全ての命に感謝して食べなさい』と祖母の言葉。幼い頃からそう教えられて育ってきた。現在の私たちの食卓や学校での給食の残飯は数トンを超えると聞く。これだけの食の材料が大切な命を削って捨てられていくと思うと残念でならない。いじめを考える絵本『おおきなあな』の場面と重なってくる。『おおきなあな』に落ちていく、食べられずに捨てられていった野菜、魚、豚、牛等の命の叫びが聞こえてくる。『いのちをいただく』とは、自分の命をつないでいることを忘れず感謝したい2015/03/07
tenori
63
何気なく発する「いただきます」には、「その命を私たちが生きるためにいただきます」と言う意味合いもあるのだと痛切に教えられる絵本。丹精こめて育てられた牛。その牛の傍らで共に成長した女の子。食肉解体という父親の仕事に今一つ誇りを持てない男の子。その仕事がいかに大切なものかを諭す先生。命あるものが流通される過程を率直に伝えることで、食に対する意識と、それらに携わる人の思い、命をいただきながら生きることの尊さに向き合える良書。親子で読んでほしい。2020/10/17
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