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内容説明
俗世間から逃避して、非人情を貫く旅に出た画家が温泉宿で美しい容姿を持つ女性・那美と知り合う。那美との出会いの中で見つけたものは…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
消しゴム
19
冒頭の名文「智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ とかくに人の世は住みにくい」に感銘を受け、原作に挑戦したが、無知な私にはハードルが高すぎて挫折しました。この度、コミック版を見つけ読んでみました。主人公が画工のため、ミレーの描いたオフェリアがでてきたり、男勝りな出戻りの若い美しい女性「那美」が"憐れ"の表情を浮かべれば絵になると思う。そして最後に那美が憐れの表情をみせるのである。憐れは神にはない。しかし、神に最も近い人間の情だ。私には難解な作品でした。2016/12/19
みーなんきー
18
画工が旅をして宿に泊まり、そこで出会った人々から色々な事を思い、学び、関わる様を徒然なるまま書いているお話。今も昔も人間は変わらなく、個生の強い者が他人に強い印象を与えるが、こうして観察して本に書いている漱石が一番は全体をものにしている。読者の自分もたまに感じながら読むのだが、それは日常に過ぎないので、しばらくするとまたこの書の内容を忘れ、どんな内容だったのかなぁ、と思い出すのだろうな、という癖のない作品。 2020/01/04
キビ
12
先月読了。少女マンガ感ありで読みやすい。原作読んで比較しよう!…と思いつつ忙しさに流されていた^^;夏まで持ち越しかな。2019/05/12
なみ
4
大学の授業で夢十夜を読んだ時、一緒に載っていたので途中まで読んで、そこから忘れていたのをマンガで。夏目漱石さんの冒頭が本当に好き。特にこの草枕の冒頭は本当に綺麗で、それがマンガにも載っていて良かった。重苦しくない、独特の世界で、余裕を持って生きている主人公は、私の思う夏目漱石さんのイメージにとても近かった。今なら読める気がするので、再挑戦しようと思います。2016/06/25
絵具巻
2
文京区立真砂図書館で借りました。2013/12/01