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内容説明
生体のニューロン回路の謎解明に挑む。18世紀末、イタリアの物理学者ガルバニによって世界で初めて生体を流れる電気信号の存在が明らかになった。電気信号が、脳や体をどうやって動かすのか、その謎を解明するのに150年以上を要した。日本人を含む偉大な研究者たちがそのメカニズムを解き明かすことで、神経とシナプスで起こる複雑な生体電気信号の実体がわかってきた。記憶や意識は脳の中でどのように生まれるのか。ニューロン同士はどのように連係し合っているのか。21世紀の脳科学は生体電気信号をより深く知ることで意識の謎を解き明かす道を切り拓くかもしれない。(ブルーバックス・2015年11月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
20
#説明歌 陰極線オシロスコープ容量性電流「流れないのに流れる」 マクスウェルイオンチャンネルNa+活動電位テトロドトキシン2017/09/09
eirianda
18
文系でも分かるように、研究段階の最初から時系列に沿って丁寧に書かれていたので助かった。特に偉大な研究者のエピソードを読むと、難しいはずの内容も理解したくなるから不思議。著者の研究者愛が行間から溢れている。もちろん、全部分かったわけでもないが……。タイトルは堅いが意外にも柔らかい科学本だった。2017/03/23
虎っち
10
筆者が伝えたいことが最終章に凝縮され書かれている。基礎研究がいかに大事であり、大発見につながる可能性があることを改めて気付かされた。神経・シナプスの研究は、まだまだ道半ばであるからこそ神経・シナプスの科学史を読む価値がある。科学政策に政治家や官僚が介入し、研究者の研究を妨げてはいけない。2026/04/21
hanagon44
7
『現代脳研究の源流』という副題の通り,まさしく源流まで遡って,一般読者にも理解できるように要所をコンパクトにまとめ,また偉大な貢献者たちの横顔もコラムで盛り込まれた魅力的な1冊。説明を補足する図の工夫に大いに助けられて読むことができた。物理や化学から人体内の現象へのフィードバックなど,研究の奥深さや醍醐味に圧倒される。また,意外な人間味や泥臭さもみせる研究者たちの人としての一面もコラムから見えてきて,教科書に祭り上げられた存在から少し身近に感じられ,研究成果への感謝がより深まった気がした。2016/01/05
まるさ
5
サラッと流し読み程度で終わらせるつもりだったが途中から面白すぎて夢中で読んでしまった。思わぬ掘り出し物を見つけた。高校生物レベルの興奮伝達の知識と高校物理の知識があれば読み進めることは可能。物理が好きな人が生物に興味を持つために最良の書。2016/06/06




