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内容説明
がん研究の歴史と混沌とした現状を、整理分類して解説する。がん研究の歴史と最新成果! がんに関する情報が溢れているが、それらの多くは、整理されないまま断片的に提供されている。本書では、何ががんをつくり、それがなぜがんをつくるかを整理分類して説明した。発がんについて正しく理解するための1冊。(ブルーバックス・2007年12月刊)
目次
まえがき
I章 がんとは一体何か
II章 確かな発がん物質
III章 アスベストによる発がん
IV章 確かな発がん物質に準ずるもの
V章 発がんに関わるもの
VI章 がんはなぜ生じるか──そのメカニズム
VII章 発がんメカニズムに関する理論
VIII章 その他の説
あとがき
参考図書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トメート
4
癌死亡数は1950年に6.4万人であるのに対し、現在30万人と増加して死亡原因の一位である。本書前半では癌のリスク因子が疫学研究に基づき紹介されており、後半は生物学的研究の歴史が紹介されている。著者らのフリーラジカルからの説明は魅力的だが、まだまだ全容解明はできない。個人的にはバランスのよい食事を心がけていきたい。2014/02/19
あすたりすく @本の虫
0
ガンと一口に行っても、原因やそのメカニズムには様々なものがあることが理解できる。特に、活性酸素によるガンの発生については興味が持てた。2013/05/14
shin
0
多段階突然変異説の他にエピジェネティックな変化によってがんが生じるという説があるのは知らなかった。前半の「何が」の部分がもう少し専門的だったらいいかなとは思いますが、うまくまとまっていました。2012/03/05
ykoro
0
DNAによる突然変異説意外に、たんぱく質作成時のエラーによるエピジェネティック説があるのは知らなかったので、その観点からの考察が興味深かった。また、要するに、はっきりしたことは未だ分かっていないことも、今更ながら痛感した。2011/10/24
うえぬー
0
こっちは「がんとDNA」と違ってエピジェネ発がんと活性酸素のDNAに対する影響を説明している。結構おもしろい