角川文庫<br> くじにてさうらふ 公事宿初音代語り

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角川文庫
くじにてさうらふ 公事宿初音代語り

  • 著者名:結木一樂【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2015/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040705644

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内容説明

元川越藩士の叶柳一郎は旅の途中で喜兵衛という老人の危難を救った。江戸に出た柳一郎は、剣術道場の開業資金二十両を預けた紙問屋の手代・平吉を訪ねるが、行方が知れない。困った柳一郎は、喜兵衛の営む公事宿を訪れる。喜兵衛は柳一郎の捜索を手伝い、平吉を見つけ出した。ところが平吉は、柳一郎から預かった金を、病気の母の薬代に使い込んでしまっており……。剣でなく弁論で、弱きを助け、悪を懲らしめる。江戸の弁護士・公事師物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

81
面白いシリーズが誕生した様です。剣がたつ純な主人公・叶柳一郎が良い。だが、ただ純なだけではなさそうですね~そして、公事宿初音・喜兵衛がさらに良い。「 論駁あり申す!」癖になりそうですよ。まだまだ始まったばかり、次巻以降が楽しみです。なるべく早くお願いしたいです。2016/04/21

uran

7
図書館新着棚からたまたま手に取った文庫本。これは大当たりでした。なんとご存知あのお方も登場。続きが待ち遠しいです。NHKの時代劇枠で是非ドラマ化して欲しいですね。2016/03/28

しい太

2
江戸時代の弁護士というのに引かれ読んでみました。普段時代小説を読まないのですが、とても楽しめました。今で言う裁判シーンでの「論駁あり申す!」が気持ちよく決まっていてドラマとかになったらおもしろそうだと思いましたし時代小説をあまり読んだことない人にこそおすすめしたい作品です。2016/01/04

M2

2
公事絡みの部分が面白かった。主人公も好感が持てる人柄だけどのんびりとした性格かと思ったらけっこう重い物を背負ってるようで、今後の展開が気になる。あまり殺伐とした雰囲気にはなってほしくないなあ。金魚の娘はヒロイン確定?なんか属性盛りすぎで彼女の魅力がいまいち伝わってこない。いなり寿司が食べたくなった。2015/12/23

やむやむ

1
うーん、面白くないわけではなかったけども、あまりにも角川文庫的だった。主人公叶柳一郎にしろ、公事宿初音の主人喜兵衛にしろ、キャラだては悪くないのだが、深みがない。2話目に出てくるヒロイン?おとめもどうにもねっとり感が強くて魅力に欠けた。柳一郎の過去も悪人もだいたい時代劇の形にハマった1時間もののドラマを文章にしてなぞったようで、なんとも薄ぺらい印象。作者の文章力を感じただけに構成の浅さが残念だった。2019/08/08

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