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内容説明
日本が大戦へと向かう中、頭脳で世界と渡り合い、闘った外交官たちがいた。彼らはそのとき一体何を見、何を試み、日本をどんな未来へ導こうとしたのか? 外務省に眠る4万冊の資料から、その足跡をあぶり出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
20
とある業界新聞の書評欄で琴線に触れ図書館で借りてみましたが、なかなかの良書。日本近代史において、外交官の果たした(もしくは果たさなかった)役割は大きいと思料。ヒューマニストとしての杉原千畝は有名になったけれど、彼が本領を発揮したインテリジェンスにおける活躍をもっと知りたいと欲す。勿論杉原氏だけではないけれど。2016/03/21
鯖
17
米国大使だった斉藤博、フランス大使杉村陽太郎、ドイツ大使栗栖三郎、杉原千畝の4人の外交官の足跡をざっと辿る本。千畝以外だと、杉村さんはいだてんでムッソリーニ相手に副島さんとがんばってたのを見てたのでだいたいのことは知ってた。千畝がケーニヒスベルクと満州国を通じて、独ソ戦の準備をドイチュがしてると掴んで情報あげてたのに、まったく役立たなかったってのが…。真珠湾…。どんだけ現場が頑張ってくれてても、上がカスだとどうにもならないという無常さを衝きつけられる。しんどい。2022/07/30
Kenji Suzuya
2
米国大使を務めた斉藤博、フランス大使を務めた杉村陽太郎、ドイツ大使を務めた栗栖三郎、そして言わずと知れた杉原千畝の4人に焦点を当て、戦前の優れたインテリジェンス・オフィサーの活動を簡単に紹介する。いずれもそれぞれの持ち味を活かしながら、得意な業界に切り込んで情報を得ていた。悲しいかな、しかし最前線で一級の情報活動がいかになされていても、それを活かす組織や政治がなければ、ただただ虚しい列伝にしかならないのだ。2017/05/28
ジョン
1
太平洋戦争前の外交に尽力された人たちの紹介。やはり杉原千畝の命のビザ以外の働きぶりがウリな内容。歴史を知らねば面白さ半減。勉強せねば。2017/07/26
Mimuchi
1
杉浦千畝の名前に魅かれて購入。その他の外交官の物語にも魅かれます。2015/12/02
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