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内容説明
【電子特別版・カラー画像多数収録!】赤穂浪士に始まり、歌舞伎や近松門左衛門の文楽、落語などに出てくる、江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事。江戸文化研究家が、それらが描かれた歌舞伎、文楽、落語、浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説する。豪商から貧乏サムライ、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて、資本主義の行き詰まりがささやかれる今、経済と金の実相を江戸に学ぶ。【目次】まえがき/序 金が敵の世の中――『忠臣蔵』が描いたもの/第一章 江戸経済の流れ/第二章 庶民の暮らし/第三章 商人の興亡/第四章 武士のふところ事情/第五章 江戸時代の金融と商習慣/参考文献
目次
まえがき
序 金が敵の世の中――『忠臣蔵』が描いたもの
第一章 江戸経済の流れ
第二章 庶民の暮らし
第三章 商人の興亡
第四章 武士のふところ事情
第五章 江戸時代の金融と商習慣
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
61
著者は江戸文化研究家で演劇評論家の赤坂治績氏。江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事、それらが描かれた歌舞伎・文楽・落語・浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説した本。豪商から貧乏侍、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて江戸の経済と金の実相を垣間見ることが出来ます。江戸時代初期は政情が不安定なためか「七公三民」だったそうで、手元に3割しか残らないなんてやってらんないですね。2023/04/17
onasu
16
江戸の金銭事情、てな内容で、金銭に纏わるこんなこと、あんなことがあった、という事件簿ではない。また、金銭経済の進展、商いの隆盛を指して資本主義と著しているが、それで語義の正確性が担保されるのだろうか。 タイトルから下世話な話しを期待したが、がっかりと言わざるをえない。2015/11/18
shm
4
前半の歌舞伎話よりも、後半の金話のほうがおもしろかった。米で経済が動いていた江戸時代、そして、幕府は腐敗。「江戸は良かった」論に一刺し。2015/10/31
ichiteru
3
歌舞伎を見始めた自分にとって、歌舞伎演目を例に出しながらの話が、非常にわかりやすかった。2015/12/20
Porco
3
タイトルから察せられる様な面白おかしい話ではなく、江戸の経済模様の解説のため残念。タイトルの名ずけミスと言わざるおえない2015/11/29