- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
山紫水明、天壌無窮の祖国が、原発事故によって穢された。この未曾有の国難に、われわれが闘うべき、本当の敵は誰か――? 被災地を救った天皇陛下のお言葉と自衛隊のこと、脱原発デモと街宣車、故郷・東北への想い、右翼人の目覚め、憲法改正問題、左右両派の傑人との親交、三島由紀夫が問い続けるもの…など、かつて行動派、今は理論派右翼として半世紀近くにわたって日本を見つめてきた著者が、日本人に伝えたい想いのすべてを綴る。【目次】序章/第一章 右翼人の憲法論/第二章 右翼人の作られ方/第三章 右翼人の生活と意見/第四章 私が出会った素晴しい人々/第五章 右翼人と左翼人/第六章 右翼人にとっての三島由紀夫/あとがき
目次
序章
第一章 右翼人の憲法論
第二章 右翼人の作られ方
第三章 右翼人の生活と意見
第四章 私が出会った素晴しい人々
第五章 右翼人と左翼人
第六章 右翼人にとっての三島由紀夫
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
52
右翼団体にいた著者だが、発言は実にリベラル(後述)。日の丸と君が代強制を反対しているのも彼の特徴。原発推進にも疑問を投げかけている。憲法論議でも【「自由のない自主憲法」より「自由のある”押しつけ憲法”」を選択したい】と述べる。鈴木が若い頃、井上ひさし宅に嫌がらせ電話して逆に撃退された話(後述)は笑える。今の大学生には馴染みがない赤尾敏や野村秋介の名も出てくる。右翼活動を【UFO研究会】と発言して野村に怒られた話が興味深い。右翼としては異端だが、鈴木の発言は支持に値する。今後の活躍に期待したい。軽い新書。2020/01/16
犬養三千代
9
鈴木さんの交友録と青春時代と三島由起夫。 阿部勉の鈴木さん評価。 「誠実だか誠意はない。」なぜって聞いておけば良かった、、とのこと。 今の鈴木さんの立ち位置は素敵だ。 融通無下。長生きして欲しい論客。2017/09/13
sansirou
4
鈴木邦夫、いいね。右翼や左翼という区分が曖昧になり、論争の時代が過ぎ去って、寂しげな文章だけど、今の時代に必要な見識ですね2015/04/01
岩井 靖
4
今から25年くらい前この著者・鈴木邦男氏の読書術みたいなものがあって「全集全部読み」などを実践してみたことがあります。そんな読書経験が今専門学校の講師をやるうえでかなり役立っています。鈴木さんありがとうございます! そのころ地下鉄のどこかの駅で著者をお見かけしたことがあったのですが、やはり一心不乱に読書していました。その本が「スターリン・その秘められた生涯」だったと思います。家に帰って読んでみましたよ。とんでもない人でした・・・スターリンがですよ!2012/02/24
光
3
テレビで拝見するとボソボソ喋る温和しい方という印象だが、昔は相当過激だった。 文章が面白いので、笑ったり驚いたり!一気読みだった。鈴木さんの人柄が良く分かった。2019/07/12