内容説明
※この作品は、ライトノベル界に喧嘩を売っています 認知度海抜0mを自負する高校生「祭」(まつり)は、ある日“エンディング後の主人公”と名乗る4人と出会う。非日常に飽き飽きした彼女たちは、平凡な日常を取り戻すため、どんな凡人でも主人公に変えてしまう“英雄係数”(メサイアモジュール)をもらってくれと、祭に頼む。最初は全力で断る祭だったが、“元魔法少女”の「夏恋」(かれん)の危機を救う為、4人全員の英雄係数を引き受けた瞬間…世界が一変! “魔法少女”がヒロインに、“学園異能の覇者”は悪友に、“異世界の救世主”は妹に、“伝説の勇者”は担任に。なんと祭は、最強の元主人公たちを脇役に従え、世界を守るラノベ主人公になってしまった! ライトノベルへの愛と憎しみに満ちた、泣けて笑える終幕英雄〈エンドロール〉ラブコメ、新発売!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
103
「えーっと、"我が軍の姫騎士がめっちゃシコで本官らめぇぇぇえええ……か」どんな凡人でも《主人公》に変えてしまう英雄係数。そんな英雄係数を一気に引き受けた世界一影の薄い高校生灰川祭が振り回される笑って泣ける終幕英雄達の抱腹絶倒ラブコメ。『※この作品は、ライトノベル界に喧嘩を売っています』という謳い文句でどんなカオスな作品かと思いながら読み進めたけど中を開ければあら不思議、作者のライトノベルへの愛に満ちたいい作品だったね。どんな困難が待ち受けていても…ライトノベル主人公に、俺はなる!星4つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】2016/02/20
合縁奇縁
48
平凡な高校生の灰川祭は、偶然立ち寄った古本屋で『お前、主人公にならないか?』と現世に戻ってきたばかりのラノベの元主人公4人のうちの一人の女性と出会う。ラノベの元主人公たちは、非日常に飽き飽きて、祭のような普通の生活を取り戻したいと願い、どんな凡人でも主人公にしてしまう「英雄係数」をもらってくれと祭に頼む。最初は断っていたが、ある事がきっかけで4人全員分の「英雄係数」を引き受けると祭の人生は一転。ラノベの元主人公たちは祭りの脇役に。魔法少女事件で、男2人が魔法少女コスプレする挿絵に爆笑。2018/07/19
まりも
40
影の薄さに定評のある高校生男子が、元英雄たちに囲まれ世界を動かすドタバタ騒ぎに巻き込まれる話。最近のラノベあるあるをディスりつつ、最近のラノベっぽい展開で進んでいくと言うメタ全開な展開は読んでて面白いですね。ラノベ主人公を題材に、こんなラブコメを書き上げるとか石原宙さんは発想力豊やなぁ。引っかかる点は書いてある程ラノベ界に喧嘩を売ってないところでしょうか。冒頭のラノベ批評の部分を活かしてくれてたらもっと面白くなっていたと思います。あの部分がこの作品のピークですね。あの名古屋ラノベは打ち切りなのか?2015/10/29
流言
37
主人公に共感を持たせるためのフックが『普通』というのがいかにも現代的。『普通』だからこそ主人公足り得たというのが興味深い。概してストーリー展開に凄く蓋然性があって、お色気シーンを挿入するにも、トラブルに巻き込まれるにもちゃんと理由を用意しているあたり著者は真面目な方なんだろうなあと思うし、導入もデートシーンもクライマックスもきちんと盛り上がっている。しかし、どうにも総じてパワー不足な印象が伴うのはキャラクターの物足りなさからか? あと、一番の被害者は英雄係数に触発されて犯罪者にされてしまった人だよな……。2016/03/08
ナカショー
31
超絶面白かった。影が薄い主人公、灰川祭が、ひょんなことから、最終回を迎え、平穏を望む主人公たちの主人公属性を一身に受け持ったことから一転。灰川を中心に世界が回っていると言っても過言ではないくらいのトラブルに見舞われていくコメディもの?全部で4人の主人公属性を受け持ったことにより、灰川の周りで起こる超常現象みたいに起こる事件の連続はホントに面白かったです。続きが出るなら是非読んでみたいですね。2015/12/07
-
- 電子書籍
- 転生したら推しの母になりました【タテヨ…
-
- 電子書籍
- 子どもが素直に動きだす じゃあどうする?
-
- 電子書籍
- 別冊Lightning Vol.221…
-
- 電子書籍
- くにはちぶ 分冊版(20) 弱者とヒー…
-
- 電子書籍
- 薔薇の聖痕『フレイヤ連載』 35話 F…