内容説明
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加藤一二三棋士生活60年の集大成。
14歳7カ月でプロ四段、18歳でA級八段。タイトル獲得8期、棋戦優勝23回。本書は「神武以来の天才」と呼ばれた男、加藤一二三が棋士生活60年で築き上げた1300勝1100敗のうち、本人が名局に選んだ123局を解説つきで収録するものです。
初タイトルとなったのは第7期十段戦、大山十五世名人との対決。本人曰く、「この十段戦に勝って棋士として生涯やっていける自信と、棋士という仕事に対する信念を得ることができた」と言っています。中原十六世名人との第40期名人戦は将棋史に残る十番勝負。最終局、詰みを発見した加藤九段は思わず声を出したといいます。また本書では、つい6カ月前に見つけたという幻の一手も披露しています。
その他、小学生のころから目をかけていたという升田実力制第四代名人、加藤九段がライバルだと思ってきた二上九段、序盤は光るものがあったという米長永世棋聖、さらに谷川、羽生、渡辺といった次世代の棋士たち。60年棋士を続けてきた加藤九段ならではのバラエティに富んだ対戦相手たちとの名勝負をあますところなく収録しています。将棋ファンならぜひ手元に置いておきたい記念碑的一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
長岡崇
1
20局まで並べました(終わってない) また気が向いたら借りに行きます2018/04/16
(*・ч・*)ガオー
0
24年3月23日に到着 Amazonレビューで見た通り、加藤九段の棋士人生できっかけとなる 第7期十段戦七番勝負第7局から、解説があっさりしている 具体的には「この場合には〜」という分岐ではなく、気合いであるとか、ここは良いなど加藤九段の思いについてメインで書かれている そのため、他の名局集のように(先日プレゼントで頂いた中飛車名局集はその辺りが凄かった)詳細な変化も並べたい場合、あまり向かないかもしれない 読み物として気楽に読めるという部分もありそう2024/03/24