内容説明
「若いですね」と言われたい中年男性の正体!
2015年時点で30代後半から40代前半までの男性を、本書では「40男」と呼ぶ。この世代は、「昭和的男らしさ」と「平成的男らしさ」の狭間を生きている。「働いてさえいればいい」と開き直ることも難しいし、若い世代のようにさらりと家事・育児もこなせない、自分の両面性に葛藤し続けてきた男たちである。問題は、若い女性への強い興味に象徴される、そのリアリティと現実のギャップにある。40男の勘違いは、他人に迷惑をかけるだけではない。そのギャップは、僕ら自身の「生きづらさ」に直結しているのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
92
昨日のこれhttp://bookmeter.com/post/13/144871038 すぐ読めちゃった♪ 面白かったよ。世代や性別が違っても 読んでみたら視界が開けると思います。とりあえず あらすじ読んでみて☆ ■「現実を直視できないままに残りの40年間を過ごすのはあまりに恐ろしい」と、ファッション、仕事、男女の関係、夢、などについて問題点と対策を示しつつ、幼時からの社会情勢から40男を擁護し、「清々しいおじさんになるために」立ち止まることを提案してます。■みんなの幸せを願う、愛に満ちた本でした。(→続2016/09/01
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
71
イタイ、嫌われる「40男」に意識改革を提言してくれる優しい本です。基本にあるのは嫌われる「40男」もいるよね。ではなく世代的に社会構造的にサラリーマン「40男」は嫌われる仕組みになっているということです。「40男」は男は働いていればそれでよしという影を引きずっている最後の世代なのです。改善はまず外見から入ります。ファッション、そして友達(コミュニティ)、異性との関係、政治的見解、読書などについてわかりやすく解説してくれます。おすすめとして「読書メーター」への参加があげられていました。2018/08/02
ナチュラ
26
同じ年代として、耳が痛い内容の事柄がけっこうあり、客観的に読むと「なるほど、たしかに」と思わせる所が多々あった。〈40男〉と一括りにされても、生き方も人それぞれではあるが、いつまでも若いと思っている事は 時として【痛い】と反省しなければならない。 30代から一歩、大人になった自覚をもって、日々の生活を過ごしていかねば。 順調にいけば あと30年、人生を豊かに生きよう。 2017/02/11
ラテちゃん
24
40女として身の回りのいけてない40男が痛すぎて、少し理解してやるか(上から)と思い読み始めた。同世代を生きてきた自分からすると書かれている内容は当たり前のことばかりでつまらない。しかし途中で気づいて愕然とした。もしや、痛い40男はこんな当たり前のことも気づいてないのではなかろうか?もしそうだとしたら哀れすぎる(あくまで上から)。Googleで検索した内容やよくわからない引用も多くかなり斜め読み。もう少しアカデミックな分析や今後の予測などを期待していたので残念。2017/01/17
ふろんた
24
他の本でも目にしたが、どうして男は何も努力もせずにまだまだいけると思うのだろうか。あまり辛辣なことは書いてないが、知識や教養は学生時代まで、洋服や音楽などの流行に関する感覚も20代のままで止まっちゃってる人には耳の痛い話である。本書で趣味として読書を進めていてその流れで「読書メーター」を勧めていた。著者もこのレビューを見ているかもしれない。だから敢えて言わせてもらうぞ。40男の書いた本としては内容がショボい。あ、「年取ると文章が長くなる、しかも退屈」って本書にもあったな。2015/10/03