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内容説明
主演・堺雅人、脚本・三谷幸喜。2016年の大河ドラマ『真田丸』が早くも話題だ。これまでもNHK人形劇「真田十勇士」や、井上靖『真田軍記』、池波正太郎『真田太平記』などで、真田幸村(信繁)は英雄として描かれてきた。様々な秘策で天下人・徳川家康を窮地に陥れる痛快無比な物語に我々は魅了されてきた。だが、それは「史実」なのか? 多くの伝説が残る幸村像を、気鋭の歴史作家が塗り替える! 大河ドラマの最高の解説書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
35
長編「真田太平記」を読書中。さて、史実は如何にの興味でこちら。う~ん、大阪城戦のころの信繁(幸村)は歯抜け、白髪老人顔、敗者のヒーローとは大分落差あるルックス。有名なエピソードの数々も、元禄期の「真田三代記」や、明治期の秀吉見直しにともなう影響や大ヒットの「立川文庫」の影響だったようだ。悪役家康を決定付けた大阪城堀の埋め立ての約定違反も喧伝されている話しと異なるような記述。それやこれやを自覚しながら、やはり血沸き肉躍る歴史小説を楽しみたい自分、郷土の偉人巡りは「真田太平記」の六巻だ。2023/12/07
kiyoboo
28
大河ドラマの副読本として読み始めた。そもそも「幸村」ではなく「信繁」が正しいらしい。お家存続のために兄弟で敵味方に別れたとは聞いていたが、信繁の人生は辛かったと思う。次男であるが故に上杉家の人質となり、その後は豊臣家の人質となる。義父も石田三成に与したので父昌幸と共に西軍に身を投じる。敗戦後は死罪を免れたとはいえ、高野山に流され極度の貧乏生活を送ることになる。その後大阪冬の陣、夏の陣で家康軍を苦しめる活躍をする。本書は小説ではなく、史実を分析する書き方だが十分楽しめた。同時にドラマの展開も楽しみだ。2016/02/08
金吾
24
過去いわれている説を著者としてまとめています。驚きはありませんが読みやすかったです。2024/02/28
ドルフィンマン
22
今、大河ドラマでも話題となっている、真田家について歴史的な出来事毎に書かれていた。繁信や十勇士が秘策を以って活躍し、家康を窮地に追いやる痛快さに魅力があると作者は述べている。2016/11/16
みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)
16
【48冊目/50冊目標】時代物というと司馬遼太郎ぐらいしか読んだことがなかった。真田幸村についても、恥ずかしながらほとんど知識がない。今回2016年の大河ドラマのネタ本と聞いて読んでみた。真田幸村の父親の代の話から、大阪夏の陣までのエピソードを紹介している。真田幸村は名前こそ知っていたけど、楠木正成と並び称される名将だったんだね。来年大河ドラマが始まる前にもう一度読もうかな。2015/11/02
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