内容説明
設計ミスやバグ、オペミスはこう防ぐ!
現場の失敗から学んだ実践ノウハウ満載
優秀なアーキテクトの設計した情報システムは作りやすく、性能が高く、バグが出にくい。また、オペミスもあまり発生せず、メンテナンスもしやすいものです。ITアーキテクトになるためには、「設計ミス」「バグ」「オペミス」「進捗遅れ」などのミスをなくすこと、ミスを発生させないようにすることが重要なのです。
本書はシステム設計・開発・運用の「ミス撲滅」がテーマです。技術のアンチパターンや、現場で効果を挙げているミス防止のノウハウをふんだんに紹介しています。
これからITアーキテクトを目指す方はもちろん、現場でミスやトラブルと日々格闘するITエンジニア、システム担当者の方にもおすすめの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
57
クラウドも含むITシステム開発の現場でどんな問題が起こっていて、どうやって回避したら良いかがざっくり把握できる良書。設計、開発、テスト、運用、工程間の溝、非機能要求のまとめ方、進捗遅れの対策、今時のクラウド•先進技術を採用する際のべからず集など、全体像を俯瞰するのに便利な構成。運用ミスによる重要インフラの障害のリストや、ビル建築や宅配業など異業種での工程管理のノウハウなどが参考になった。また、データセンターの省電力化では、白いラックの人気が高まっているとのこと。理由は照明を暗くできるから。へぇ〜。2014/06/22