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内容説明
2001年の引退セレモニーから14年。現役を退いて後も多くのレスラー、プロレスファンに影響を与え続けるスタン・ハンセン。往年のファイトスタイルと一線を引く理知的な思考で、彼は第二の人生をとらえていた。ハンセンの考える男の引き際、そして闘うべきときとは何か。日本を最高に熱狂させた男が日本独占で書き下ろす生き様、人生哲学、そして、本気で潰し合った盟友たちとの、今だから語れる回想から紐解いていく。巻頭カラー8ページ付き。【ご購入の前に】本書には、紙版に収録されている天龍源一郎氏との巻末特別対談及びいくつかの写真が収録されておりません。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともひろ
18
馬場猪木、鶴田天龍、四天王と闘ってきた歴史というのは本当に日本のプロレス史に残る金字塔だと感じました。もう少しアメリカ時代の話しもあればと思いますが、これほどのレスラーが日本に定着した想いが伝わってくる内容でした。2016/04/22
荒野の狼
8
ハンセンの著書の中で、これまで日本で販売されたものは、引退の年に出版された「魂のラリアット」があるが、本書は引退後、15年を経て、2015年に執筆されたもの。「日本独占書き下ろし」と帯には書かれているが、内容的には、ハンセンが2014年に英語で出版した「The Last Outlaw」と重複する部分も多い。2016/01/09
koheinet608
7
敬虔なクリスチャンには、全く見えませんでしたが、この本を読むと、他者への優しさが滲み出ています。ただプロレス時の自分は、あくまでもビジネスマンとして、プロフェッショナルに徹している姿勢は、流石だな思いました。 昨日は変えることができない、変えることが出来るのは今だ、というハンセンのメッセージに非常に共感しました。それは過去にこだわり過ぎて失敗してきたレスラーを見てきたからだと。2018/02/05
しょぼた
7
ハンセンのプロレス哲学がわかる興味深い一冊だった。新日にいたハンセンが突如全日に現れたときの衝撃は凄かった。テリーをブルロープで引きずり回したのも衝撃。でもそこはお互いプロ同士。テリーも納得だったのでしょうか。ハンセンのラリアットほど説得力のあるフィニッシュはないでしょう。あれをくらったらお終いだと誰もが思う破壊力。正に最強の技でした。2017/12/26
Masakiya
7
発刊当時(2015年)ハンセンは65歳。週5日毎日90分スポーツジムで軽い運動をしているという。全編を通じ、自分を律する強い意志が感じられる。この自律の力がリングの上での彼の全力ファイトの秘密であった。なぜそのような自律心を持ちえたかは本書を読んでいただきたい。またタイトル中の「昇る太陽」は、人生という長いタームの中の比喩ではなく、毎日昇る太陽、一日一日を過ごす彼の生活を導くものとしての象徴であった。2017/06/24