日本経済新聞出版<br> ROEが奪う競争力--「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す

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日本経済新聞出版
ROEが奪う競争力--「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す

  • 著者名:手島直樹【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2015/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532320256

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内容説明

投資家を喜ばせる経営が価値創造を妨げる!? 企業価値の源泉はキャッシュフロー。1円のキャッシュフローも生み出さないことにエネルギーを使うのはやめましょう。企業価値を破壊し、本来の成長力を奪いかねない、間違ったROE戦略。価値創造とファイナンス理論にありがちな誤解をわかりやすく提示し、日本企業の真の強みを活かした経営のあり方を、実例とともに実践的に説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奈良 楓

11
【良かった】 ROEを上げることを単純に目的とすることに警鐘を鳴らした本。ROEの上昇は結果として達成すべきであって、投資家たちの要望に容易に与せず企業価値を上げましょう、という至極ごもっともなことを言っています。企業の上層部は,投資家向けにこの本の内容くらいの理論武装はできないといけないのでしょう。2020/08/01

K.T

7
非常に面白かった。ここ最近ファイナンスを主なテーマとして学んできた中で、ある程度の知識が付いて来てたけど、この本はその学んで来た事を盲信しちゃいけないよ、と警鐘を鳴らしてくれる。結局将来のキャッシュフローを現在価値に割引いたものが企業価値であって、それ以外の数字は信用に値しないというのが論旨。色々と学びは多かったけど、残念ながら自分はまだそこに至る程ファイナンスを学べていない事が分かった。ROEの問題は頭に入れつつ、CFOとしての実力を高めないといかんね。利益をきっちり出す仕組が大事って事だね。★★★★☆2016/08/06

3
この手の本は読むのに苦手意識がある。自己資本比率であるROEに焦点をあて、外部からの客観性と経営者の反撃の必要性を考えている。ROEは割り算の罠、投資家の利害、経営の短期主義への助長の問題があるという。良いROEとはROE改善が企業価値創造を伴うもので、CFの改善の結果でもある。ケーススタディが非常に勉強になった。ROEではなく、信念を貫く企業もある。企業価値には優秀な経営者と社員、商品・サービスなどがある。コンサバティブに盤石な財務状況を維持するのも一つである。2016/08/25

ひとまろ

3
ROEのこと、JPX400のこと。 指標について新しい知識を得た。 そういう見方もある。2015/12/30

TadashiK

2
タイトルは過激だなと思いましたが、確かに一理あるなと納得感をもってさくさく読み進められました。ROE含め色々大事な指標はあるけど、根底にあるべきなのは本業の営業利益率とか営業CFというのは私も日頃からなんとなく思っていたのでとても共感できました。日本はコーポレートファイナンス後進国だと世界からバカにされてきた面もありますが、必ずしもそうとは限りませんね。2016/09/02

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