メディアワークス文庫<br> おきつねさまのティータイム

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メディアワークス文庫
おきつねさまのティータイム

  • 著者名:高村透【著者】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 特価 ¥324(本体¥295)
  • KADOKAWA(2015/11発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048655118

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内容説明

心休まる洒落た雰囲気の紅茶専門店マチノワでは、女の姿に化けた狐が紅茶を出してくれるという――。 実は、トウカという名で呼ばれる彼女、紅茶を淹れるのが苦手。客に紅茶をつくるのは、もっぱら尼子拓巳という青年の役割だった。 そんな店を訪れるのは、悩みやトラブルを抱えた客ばかり。お節介焼きのトウカと、そんな彼女に呆れつつもフォローする拓巳。いいコンビに見える二人だが、実は――。 これは、人を騙すことがきわめて下手な狐と、人を騙して生きてきた詐欺師との、嘘と紅茶にまつわる物語である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

61
トワイニングのアールグレイって確かに美味しい。他のよりも作りが丁寧な気がする。ちょっとクセっぽいけれど。紅茶に関する蘊蓄は中々に面白いけれど。何というか、流行りの要素を沢山詰め込めばストーリーも面白いというものでもなく、無理やり書きました、みたいな感じでした。暗い部分の方が面白かったし、書き方からももっとこすっからくぎりぎりの線でどうにか詐欺したぜ!みたいなお話しの方が向いていると思うのですけれど。いかがなのかしら。オリオン通りといえば一か所ばっちり思い当たるところがあるけれど、あそこがモチーフなのかな。2016/05/21

hirune

51
タイトルと表紙絵からほのぼのな話だと思ったら 大間違いだった〜(^^; 見掛け倒しな妖怪と 善人のフリした悪人のように見えて そうでもない?みたいな人間ばかりで、ちょっとモヤモヤしてしまった。。極悪人ちっくなお兄ちゃんも複雑な背景を抱えているみたいだし。なんか展開がヌルい気がするけど、続くのかしら?この話☆2018/04/29

はな

43
気になっていた1冊。ほのぼのアニマル系だと思っていたらきな臭い感じで進んで行くので途中で読むのをやめられなくなって一気読み。おきつね様は人間とは違う世界で生きているということが感じられて、何とも言えない感じだった。紅茶の薀蓄はためになったし、知らないことが多かった。最近はコーヒーを飲むことが多かったけれど、たまには紅茶飲もうかな。2015/12/15

ううち

29
紅茶メインの喫茶店。表紙とタイトルからふんわりファンタジーかと思っていましたが、結構ハードでダークな設定。拓巳くんとトウカちゃんは2人とも特殊キャラで強い印象なので、盛りだくさんな読み応えでした。紅茶のウンチクは勉強になります。2016/02/16

日奈月 侑子

25
個人的には3話が一番好きだったりします。ノラちゃん可愛い…。 1話の後半で拓巳の本当の顔が出てきて、あまりの温度差に吃驚した後、はらはらしながら見守っていたら思いの外良い人だったという…。そしてラストの方で明かされたトウカやノラが人の姿を持てている理由に「おわー…マジかー…」となったり。多分続き物だと思うのですが、この後トウカと拓巳がどういう今後を歩んでいくのかが気になります。こうなってくると、トウカの方が結構食わせ者に感じるというか。解りやすい様に見えて何処まで知ってるのかまだ底知れない。続きが楽しみ。2016/08/19

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