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内容説明
三千人にひとり「鬼」のいる日常。「鬼」には「先天性頭部突起症」という名前がつけられ、節分の風習もなくなった。周囲に気をつかわれながら生きている鬼の女子高生・崎、崎のことが気にかかる同級生・ゆいこ、「突起症の天才少年」という過去を引きずるチェロ弾き・真央、かつて「鬼」だったがツノを切除した奥富、「鬼」を嫌悪する崎の担任・端場――――「鬼」という存在が浮き彫りにする人間の弱さと強さの物語、5篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mt.gucti
19
表紙に惚れてネラッテマシタ。ちょい安く古本でたのですかさず買って読了。外見だけが鬼のような障害があったら?本人たちはへたにハンディが無いだけに。どう感じるか?を、一冊に上手く纏めた作品でした。順に出てきたキャラ達がバトンを繋いでいって、最後の展開に繋がるこういう作品が大好きです。表紙の期待に違わず、素晴らしい出来でした(´・ω・`)。2016/03/13
半熟タマゴ@コミック
16
三千人に一人、鬼がいる世界。鬼と言っても、人から恐れられているわけではなく。「先天性頭部突起症」とも呼ばれ、どちらかというと病気のような扱い。そんな鬼と人間のそれぞれの視点からなる連作短編。個性だからと言って全面的に前に出そうとするのがもやもやしてたから、あのスピーチにはすっきりしたー。話も重たくなりすぎず、1冊に綺麗にまとまっていて読みやすい。もっと多くの人に読まれて欲しい作品。2015/11/24
散歩牛
13
ネットで知って買ったんだけど面白かった!読めて良かったと思った。大体の筋立てはamazonや本の裏表紙に書いてある通り『「鬼」という存在が浮き彫りにする 人間の弱さと強さの物語、 5編を収録』。人間の嫌な部分も良い部分もきちんと書かれているけど、決して真面目になりすぎず、ストーリーもテンポ良く進んで行く連作短編。マンガの枠だけじゃなく作品としてのストーリーに浸れました。いやー良かった。2016/02/27
月子
12
設定が変わっててよかったです◎2017/09/01
おとしゃん
11
小学生の頃、同級生に透析を受けている子がいた。それこそ担任を筆頭にクラスのみんなで彼を庇い、本当に何もさせないでいた。ある時「彼にも何か係を手伝ってもらうようにしたら」と提案したら、人でなしのようにクラス全員に言われたことを思い出した。当時の自分が、ゆい子ちゃんのように考えたのかは覚えていない。どちらかというとズルいと思ったのかもしれないな。その子の事もそれ以来記憶にない。 「なんで、全員正しくなくちゃいけないんですかね」隔離することで自分のアイデンティティを守ろうとする鬼が心の中に出てくることが、恐い。2015/12/26
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