摩訶不思議な棋士の脳

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摩訶不思議な棋士の脳

  • 著者名:先崎学【著】
  • 価格 ¥1,355(本体¥1,232)
  • マイナビ出版(2015/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784839957339

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内容説明

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先崎九段の痛快将棋エッセイ!

「対局室もちょっとのんびりした時とピリピリした時があるが、この日はピリピリしたほうの日で、風の音どころじゃなかったのである。そんな張りつめた対局室の空気も、次の攻撃の前には、ひとたまりもなかった。その攻撃とは、ギョーザ攻撃である」(本文より)

本書は、将棋を指すことで生計を立てる、プロ棋士という天才集団の知られざる生態を先崎九段がユーモアたっぷりに描くエッセイ集です。対局の現場を、何の変哲もない日常を、晴れのイベントを、先崎九段が12年にわたってつづった週刊文春の連載「先ちゃんの浮いたり沈んだり」から70編を厳選して収録しました。対局中のギョーザ攻撃に面食らう「対局室の静寂を乱すのは外の喧騒か、棋士自身か」。 風邪を引いたときのプロ棋士ならではの過ごし方を紹介する「風邪と素数と詰将棋」。 長年の好敵手、島朗九段との対局風景を描く「島朗九段との伝統の一戦」。ダイエットと詰碁の不思議な関係に思いをはせる「やれば効果が出るのにやらない詰碁とダイエットの相似性」などなど。興味惹かれる短編エッセイの連続で思わず時間を忘れます。さらに、書籍化にあたってほぼ全ページに今の目線でのコメントを追加、本編はもちろん、コメントを読むだけでも十分楽しめる内容になっています。将棋ファンの方はもちろん、プロ棋士や将棋界に興味のある方、ただ面白いエッセイを読みたい方まで、幅広く読んでいただきたい一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けぴ

39
茂木健一郎的な視点から棋士の脳を科学的に解析する、そんな本ではありません💧 軽妙な語り口で棋士の実生活を描くエッセイ。気軽に隙間時間に読むのがおすすめ。2023/06/02

kokada_jnet

36
週刊文春の連載コラム『先崎学の浮いたり沈んだり』の5冊目の単行本化で、最後の本とのこと。連載自体は、12年続いて2012年に終わっていたようで、これは3年後の2015年の刊行。「摩訶不思議な棋士の脳」というのは、そういう題名のコラムがあるわけでなく、単行本化につき、つけた題名。将棋の歴史を書いた回で「木村義雄のライバルが阪田三吉だった」という誤った記述があるが。本人が間違えたのは仕方ないとして、これぐらいは校正の人がみつけてほしい(日本将棋連盟の刊行本なのだから)。2020/02/24

R

29
相変わらず楽しい先崎先生のコラムをまとめた本でした。新旧取り混ぜてといった感じで、懐かしい話から、ごく近しい話題まで幅広くてよかった。最近話題のイトシン先生や村中先生との話なんかも載っていて、先崎先生が果たしてきた仕事の大きさというか、その男気みたいなのが見えてしんみりしてしまった。えりりんを将棋界に引き込んだのは確かに最高勲章ものだ。生き字引というか、将棋界における先崎先生という存在が理解できる本でした。2020/10/12

魚京童!

18
久々に将棋したいなー。2016/05/15

ライアン

11
相変わらず先ちゃんの文章は面白い。ネタがちょっと前なのがアレですがね。週刊現代の連載も単行本化されるといいね2016/04/03

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