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内容説明
日本企業では、戦略は「現場の社員」が考え、実行しなければ意味がない! 元コンサルにして事業調査業者が、経営コンサルが産業として既に崩壊している現状を明示する。会社を支えるのはあなたの活躍しかないのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三上 直樹
6
本物がいないコンサルタントに戦略策定を任せるのは結果が出ないどころかムダであると喝破し、プロの経営者もいない日本企業においては、戦略とは利益の最大化ではなく業務命令書だと位置づけるべきだとする、過激ながらもマトモな内容。 私がやろうとしているのは参謀としての仕事なので、こんな上からコンサルにならないようにします。2015/11/20
Coresolo
5
直感的に感じているコンサルは役に立ってないんじゃないか?というものは実は正しいという主張が非常に印象に残りました。 私も現場の人間としてコンサルの仕事に前々から疑問を持っていました。セキュリティ上出来ないのに、世の中ではこのやり方がスタンダードです!という意味のない企画を持ってきたコンサルがいたことを思いだしました。 筆者が語るようにコンサルは筆記用具として調査代行だけさせればいいというのはとても納得がいきました。 今後のコンサルとの付き合い方を考えさせる良書だと思いました。2019/10/10
akanishi
3
コンサルの実情についてけっこうマジメに問う著作。毒は多めで小気味いい2017/03/11
ちくわ
2
コンサルは日本企業には合わない。日本企業は、「株主利益」「競争に勝つ」ためのトップダウン型というより、会社という共同体を維持し、「仕事をすること」自体を楽しむ組織である。コンサルは、競争に勝つことを前提としたプラグマティックな人種である。そりゃ合わない。どちらがいいというわけではない。でも、自分たちの思想的位置づけを知らないと、不幸になるのは自分達。良い本。2016/08/25
くらーく
2
あー、納得だわ。そうだね、コンサルは道具。道具をうまく使えない方が悪い。2016/08/20