内容説明
『旅路の果てに』―マリアンは赤ん坊を抱えながら、ようやくのことで亡くなった夫の生まれ故郷の町にたどり着いた。この町に来たのは、臨終の際に夫と交わした約束を果たすためだ。寒風の吹きつけるなか、マリアンはある屋敷を訪ね、その主人ヘイウッドに家政婦として雇ってくれるよう頼んだ。
『愛に救われて』―両親を亡くしたコニーは工場での重労働に耐え、切りつめた生活を送っていた。妹と弟四人を養っていくために。だが過労がたたって、仕事帰りに気を失い、雪のなかで倒れてしまう。彼女は偶然通りかかった農場主ルークに助けられ、弟妹と一緒に彼の農場で暮らすことになった。
『診療所の天使』―ロンドンの貧しい人々が暮らす地区にある診療所でティリーは助手を務めている。ある日、診療所の老医師が病に倒れ、その甥で医師のハリーが急遽、代役を務めることになった。しかしティリーは上流階級育ちのハリーのよそよそしい態度と診療の方法にいらだちと反発を覚える。
『大尉の花嫁』―アビゲイルは一人ではるばるナポリまでやってきた。英国大使の所有する古美術品のコレクションを、目録を作ったうえで祖国まで無事に輸送するためだ。彼女は大使館の晩餐会で海軍大尉ジェームズと出会い、ひと目で惹かれる。ところがフランス軍の攻撃がナポリに迫り……。
*本書に収録されている「旅路の果てに」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ
1
「大尉の花嫁」がよかった。ラスト5ページくらいのドキドキと、最後のシーンでほわあ〜って幸せな気分になった。背景はみっちり練られているのに話はサクサク進んで良かったしヒロインも賢くていい。個人的にアリソン・ブリーで脳内再生してました。ヒーローも若いのにしっかりしてて好印象。読んでよかった。2017/01/10
麻琴
0
どれも無難というか印象に残らない話。☆12015/01/16
葉月
0
「旅路の果てに」Cの上、「愛に救われて」C、「診療所の天使」Cの下の下、「大尉の花嫁」C2011/02/18
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