内容説明
エミリーは砂漠の王国カズバーンへやってきた。兄が作った800万ポンドの借金の返済を延ばしてもらうためだ。だがプリンスのザックは耳を貸そうとせず、目の前に立ちはだかると、いきなりエミリーの髪どめを奪った。流れ落ちる金髪を、値踏みするようなまなざしで睨めつけて、あざ笑うように唇を歪める。「君は美しいな……女の魅力で迫ってこいとでも言われたのか」わが耳を疑う彼女に、さらにザックは残酷すぎる提案を強要した。彼の妻となれば兄の借金を帳消しにするというのだ。
*本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじこ
1
お兄さんの借金に対してなにも知らなかったとはいえ、返済をのばすことはできないと言われたときのヒロインの態度は微妙。いやいや、借金したお兄さんが悪いのでは…と。ヒロインが真実を知ったあたりからは面白かった。★★☆☆☆2018/04/01
akiyuki_1717
1
サラリと読めたけど、サラさんの作品としては、ストーリーが粗い気がした。兄の借金の延滞期限を求めてやってきたヒロインも、詳しい事情も知らずに、二ヶ月伸ばしてくれと頼みに来ながら、断られるとヒーローを人でなしだのわからず屋だの、教師でありながら、全く立場をわきまえられない言動を繰り返すし、お金持ち相手なら、こちらの都合で返済を送らせてもいいと思っているところが、信じられなかった。兄も妻が他人のお金を使い込んでるんだから、そっちを先に片付けるべきで、優先順位が自己中心的な兄と、ヒーロー元カノに振回されました。2016/06/24
N
0
キュンキュンしました!砂漠のプリンスとの恋!2016/09/08
パンケーキ
0
ハーレクインらしい王道の展開。 ただ、短いからかな? 所々はしょってる感はあったかも。 解説というか、展開を詳細に書かれることが多い洋書だけど、これはシンプルに纏められてた気がする。 読み疲れることなく完読。 一回読んだら満足かなあ。2023/05/21