文春新書<br> 誰も「戦後」を覚えていない

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文春新書
誰も「戦後」を覚えていない

  • 著者名:鴨下信一
  • 価格 ¥784(本体¥713)
  • 文藝春秋(2015/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166604685

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内容説明

1億3000万人必読の“歴史教科書”
食糧難、闇市、交通地獄、間借り生活など、敗戦直後の混乱した世相・風俗をユニークな視点からうがち、常識と定説をひっくり返す

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

元気伊勢子

4
鉄道が今の比でないくらい、危険な状況だったことを知った。食べ物の話や服やお風呂事情など、知らなかったことがたくさん書かれており、勉強になった。2020/08/09

koishikawa85

3
2度目の通読。ほとんど忘れていたが、美空ひばりを日本人がいじめていたことが忘れられている、という指摘は覚えていた。そのほかだと一億が総泥棒であったことと、貸間が憎悪に結びついたとのくだりが印象的。2023/11/12

Shoko Chiba

2
戦後の空気感がわかる一冊。食糧不足の中での米の炊き方の工夫、人が圧死する程の電車の混雑、シベリア抑留者の仲間内での私刑事件、など生まれてもいない時代を少し体験したような気になった。2016/03/12

まこ

2
本文の中で、「今の若い人たちはわからない」って言葉がいくつか出てきたけど、同じものを食べ続けたせいで食べられなくなるとか、とんでもない満員電車とか私の想像と全く違うんだということは何とかわかる。天気予報が再開されたり、娯楽が増えた辺りは普通の生活に戻りつつあると実感していたんだろうなってほっとする。2014/03/06

sasha

1
その時の庶民の生活の記録は、歴史書には書かれないが重要なことだと思う。戦時下には天気予報が国家秘密だったとか、戦後の国語教育が混乱したとか。著者の実体験だけに実に鮮やか。2011/03/19

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