日本経済新聞出版<br> 中国バブル崩壊

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日本経済新聞出版
中国バブル崩壊

  • 著者名:日本経済新聞社【編】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 日経BP(2015/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532262938

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内容説明

2015年6月中旬にピークをつけた上海総合指数は、その後3週間で3割下落。 慌てた中国当局は矢継ぎ早に株価維持策を繰り出し、市場はいったん 落ち着きを取り戻すが、8月11日、再び衝撃が襲う。 中央銀行が人民元の切り下げを打ち出し、世界は同時株安に見舞われたのだ──。中国経済に、いま何が起こっているのか。中国政府の統制がきかず、経済がクラッシュする「悪夢」現実のものとなったとき、日本と世界にどんなショックを与えるのか。 国内と世界各地に駐在する市場・経済担当記者が総力を挙げて描き出す!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

31
漢民族が最大版図になった明の時代は、わが国を含む周辺国との間に朝貢関係が成立していた。朝貢貿易は、する方には屈辱感、される側に財政負担がかかる。この仕組みが機能していたのは順調な農業生産を裏付けとする通貨に信用力があったから。ところが、15世紀半に東アジアが寒冷化、農業生産が低迷し、朝貢バブルが弾けた。為政者はリスクの高い政策を取るようになり、支那は北虜南倭の時代に、わが国は、応仁の乱を経て戦国時代へ突入した。バブル崩壊は防げないし、それが近いことは数字で示されている。できることは影響を最小化することだ。2017/03/26

ちくわん

20
2015年10月の本。日本経済新聞社編。執筆者42名。新聞社なので記述にばらつきがない。(誉めているのかどうか)歴史的な背景を踏まえ2015年の世界における中国を描き出す。反腐敗運動は、この国らしい。歴史は繰り返す。特需に頼るのは危険、それがここにも現れている。日経なので表面は固いが、一段下に入ると、やはり的確に言い当てている。日経プレミアシリーズは、ほんのちょっと注目か。2021/01/09

nori

8
This book was written after China Shock in Aug, 2015. Prediction in the book might be right in acute drop in Jan, 2016. But after that, significance as stated in the book was not weighed. Now Brexit and disassemble of Euro order is the most significant.2016/06/27

ダンボー1号

8
2015年8月の上海株式市場暴落に始まり、近未来予測と中国経済の現状を多方面から分析してその影響を考察するのに役立ちます。同じテーマでも書く人により崩壊願望が込められた内容が単行本などよく見られますが、この本は新聞特集記事の各論をまとめた感じです。中国経済が崩れた時のアジア・欧州・米国・日本への影響が実に恐い。爆買いと言っても中国内でもすでにコスパ重視、身の丈に合った購入スタイルが増えてきているとか、マジか?じゃ爆買いも続かない。中国がモッタイナイとか言い出したら世界の誰が消費する?2016/02/03

kawa

7
2015年の中国経済状況レポート。その都度、日経新聞等で読んでいる情報だと思うのだが、時系列、シーン別、テーマ別等でまとめ読みすると新しい気づきがある。今の中国経済の減速や資源安が、リーマンショック後の社会不安阻止のために行った多額景気対策で生じた過剰設備に遠因があるという記述はなるほどと思うが、今回はどう社会不安を抑えるのだろうか?それにしても、上位1%の富裕層が3分の1以上の資産を保有するという中国(日本は多分その半分以下だろう)、社会主義の理想からずいぶん遠いところにきたものだと思う。 2015/11/22

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