内容説明
ある朝目覚めるとゴキブリになっていた元人間のペリプラ葉古(はぶる)。無類のミステリ好きだった葉古は、昆虫界の名探偵、熊ん蜂シロコパκ(カッパ)の助手となった。人の論理が通用しない異世界で巻き起こる複雑怪奇な難事件を、クロオオアリの刑事の力も借りて見事解決していく! 「ジョロウグモの拘(こだわり)」を追加収録。昆虫と本格ミステリについてのユニークな注釈を新たに付加。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこまーぶる
85
昆虫好きな方には堪らない一冊だと思いました。ある日、ゴキブリになってしまった男が、熊ん蜂探偵事務所の蜂の探偵さんの助手となって、昆虫界の難事件?を解決していくという内容なんですが、本当に珍しい推理小説だなぁ~と思いながら読み進めました。でも、昆虫視点で事件を解決していくので、昆虫の生態を無視して展開することはできないので、多くの生態を理解することができて、ある意味残酷な昆虫の世界を垣間見ることができて面白かったですね。図鑑を見ながらの謎解きの様でした。でも、昆虫嫌いな方には厳しいかもしれないですね。2017/02/26
takaC
79
これ、オレはかなり好きなのだ。2017/06/04
Bugsy Malone
69
「目が覚めると、葉古小吉はゴキブリになっていた。」何て気をそそる1行目でしょう。続く「前口上」という前書きを読んだだけで、そのユーモアセンスにこの本の虜となってしまった。有名な推理小説の題名をパロった本編7話も後口上も、昆虫界の摂理を元にシッカリと本格していて楽しい事楽しいこと。推理と昆虫の生態とユーモアに溢れたとても面白い1冊でした。2016/05/16
オーウェン
53
いきなり冒頭から生まれ変わってゴキブリになり、熊ン蜂探偵の助手になるという展開。 そして昆虫の世界で推理が繰り広げられる。 状況が特殊なので、その枠組みの中で推理をする。 だから人間の世界である、恨みつらみなどの感情は通用しない。 連作短編集なので、ラストの話に向けて収束していく。 探偵の話なのにという疑問も、すべては伏線であり。最後の後口上の部分までよく作られている。2026/03/07
koma-inu
44
「目が覚めると、葉古小吉はゴキブリになっていた」衝撃的な1行から始まる、昆虫探偵と助手の6短編集。昆虫界で起こる事件を解決する。まず、虫嫌いの人は絶対に読んではいけないでしょう😅虫に関する知識が必要な解明もあるが、不思議とこの世界なら仕方ないか、思えてしまう。イチオシは「哲学虫の密室」。どこかで聞いた事ある題名です。卵から孵化した幼虫がいつの間にか消え失せる。しかも、三重密室下で・・。トリックは図解付きで、これぞ昆虫界!な見事な内容。異質なミステリが読みたい人にはオススメ。2026/03/13
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