内容説明
徳川将軍家の兵法指南を務め、その庇護のもとに発展、現代まで四百五十年近く伝わる剣術兵法「柳生新陰流」。
映画『七人の侍』や柳生十兵衛の剣豪小説にも描かれている新陰流は、技より心を鍛えることに重きを置く剣術を掲げ、「天下の剣」と恐れられた。
その極意をいまに継ぐ秘伝の書をベースに、厳しい時代を生き抜く勝負哲学、負けない奥義を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふみ~
1
◆繰り返し読みたい本。かなり分かりやすく平常心を保つ方法が書いてある。ただ、「言うは易く、行うは難し」かもしれない。◆ちなみに武道書ではないので誤解無いよう注意。2012/05/22
puapua
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「きのふの我に今日は勝つべし」や心に三つの「病気」それは、①危ながる心、②打ちたいと思う心、③防ぎたいという心です。奥義だけあってそれぞれが深い言葉であるが、そもそもがインデックスで書かれており、後は口伝、稽古を通じて会得するというものだけあって、それぞれの詳しい内容等は残念ながら書かれていなかった。しかしながら、室町時代から続く剣術も、現代に通ずるものがあると感じた。2016/02/21
モンニャン
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一文は無文の師 という言葉はしみじみ感じるものがある。こういう気持ちを持って日々生きていきたいところ。2015/06/08
こ86
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十兵衛の項の所の記述が誤植?家光が秀忠になってるのが気になりますが、 (あと、十兵衛の失態を書くなら、利厳の加藤家のことも書かないとフェアじゃないと思う。)「水月」とか「神妙剣」など、柳生新陰流の項目の解説がとてもわかりやすかった。この本でようやくそういうことかとわかったものがいくつもありました。2015/05/21
Q!たかあき
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分かっていてもそれがなかなかできないなぁと思った。2014/08/05