- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
ワークライフバランスの重要性が叫ばれて久しいが、あいかわらず日本の会社は残業天国。このままでは社員はますます疲弊し、企業も衰退していくばかり。本書では、「早朝会議」「がんばるタイム」といったユニークな取り組みで、全社残業ゼロ&19期連続増収増益を達成した元トリンプ社長が、残業削減と成果向上を両立させる極意を伝授する。ToDoに優先順位をつけない「デッドライン」に余裕を持たせないオリジナルにこだわらない会議は長く・多くする「夜の3時間」は自分に投資するなど、著者が提唱するのは常識を覆すことばかり。しかし、この方法で著者は自分と会社の「完全残業ゼロ」を達成した。巻末には、佐々木常夫氏(東レ経営研究所特別顧問)とのオリジナル対談「みんなが幸せになる『働き方』の話をしよう」を収録。新入社員から経営者まで、いまの働き方を変えたいすべてのビジネスパーソン必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコタ
56
ワークライフバランスという言葉の本質をついていると思った本書。「仕事と仕事以外の生活の均衡」とするのがより正確。以下、気になったところ。問題を小分けする。スケジュールを作る暇があったらその間に仕事を片付ける。目的地まで速くたどり着くには立ち止まらない。人のいい言葉やいい仕組みはどんどん取り入れる。活気がないのがいいオフィス。仕事に意味を持たせるのは足かせになる。life for workではなくwork for life。2020/05/17
Åκ
5
本当のタイトルは『君はまだ残業させているのか』。管理職に向けたメッセージ。本気で残業を無くそうと思えば、必ず無くなると言う強いメッセージでした。働き方改革が唱われる昨今、参考になる事例がありました。私も、周りの仲間達の残業を無くすために、自ら行動したいと思う。2017/10/12
Roy
4
残業に対する問題意識、特に残業が問題の本質を見えなくし、むしろ成果を上げるうえでの足かせになるという点は大いに首肯できるものである。タイトルは刺激的であるが、著者はむしろ経営者になお社員に残業させているのかという思いが強い。問題を小分けにするなど実践的なものも多く参考になる。ただ、働き手の自己実現と仕事のやりがいを混同するなという趣旨の考え方は正直相容れない。それはそれで社員のエンゲージメントを向上するうえで大切にしてもよいのではと思う。2020/11/02
nezi
3
吉越式会議と重複する部分が多い印象2014/04/29
ゆう
2
人間のキャパシティは「能力×時間×効率」で決まる。能力と時間を飛躍的に増すことは難しいが、時間に制限を設けることで効率を上げることはできる。2020/03/18