内容説明
思い通りにいくことばかりではない人生をどのように受け止め、自分なりの花を咲かせようとするか、しないかは、人間に与えられた自由であり、その受けとめ方にそれぞれの個性が現れる、と語る著者は、ノートルダム清心女子大学(岡山)で88歳のいまも「人格論」の講義をお持ちのシスターです。「人を許さない人は上位に立っているのではなく、他人の支配下にある人」「失ったものではなく、得たものに目を向けて生きよう」「美しさは小さな決まりごとの積み重ね。修行が必要」など、きれいごとではない、深い経験と鋭い洞察から導かれた真理や生きるヒントを、どんな人にも身近なエピソードや見過ごしてしまいそうな場面を例にわかりやすく伝えます。ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』『面倒だから、しよう』に続く本書は、学生から大人まで、どの世代にも新たな気づきをもたらし、人格を磨き高める一助となる本です。心癒す植物の挿し絵入り。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
121
【優しさと厳しさを持つ人】 『自身を「罪びと」にして、自分以外の人を「聖人」にしてはいないか』 『依頼心や甘えを捨てた時、力が生まれ、道がひらける』 /捨てた替わりにあるものは何か? 相手を認める。自分を認める。「認める」ってことかなぁ。2015/10/13
優希
99
素直に心に響いてきました。あたたかい言葉の数々が心に沁み入ります。色々なことがあるけれど、それを感謝に変えることで自分らしい生き方ができるのだと思いました。大切にしなければならない言葉が沢山詰まった本です。恵まれました。2015/09/28
それいゆ
81
曽野綾子の「人間の分際」と同じく、今までの著書のダイジェスト版です。「第一志望ばかりが最良とは限らない」「挫折のない人生はない」の項を読んだときに、大学入試のときを思い出しました。学生紛争で東大入試が中止となり、そのせいで志望校に合格できませんでした。でもこれは自分の勉強不足の言い訳なんですね。その後の人生は、どの大学に入ったなんか関係なかったです。渡辺さんの書いているような生き方をしてきていれば、今はもっと幸せな生活をしているのに!という思いでいっぱいです。「自分の心が幸せを決める」そのとおりですね。2015/10/30
優希
78
素直に心に響きます。色々なことのある中で、自分が嫌だと思うことは排除しようとしていたのだと気付かされました。本当に大切なのは様々なことを自分の中で幸せだと実感することなのだと思います。自分は世間とズレていると感じがちですが、どんな状況でも幸せと思えれば、日々幸せになるのですね。幸せは自分で作り出すものだと改めて感じました。2019/04/02
けぴ
66
印象に残った箇所。P59 「第一志望ばかりが 自分にとって 最良とは限らない。挫折したからこそ出会えるものがある。挫折は自分をきたえ、きっと成長させてくれる」 P66 「世の中は うまくいかなくて当たり前。うまくいったら感謝しよう」同じシリーズの『置かれた場所で咲きなさい』『面倒だから、しよう』と重複した内容も多いが著者の繰り返し言いたいことと考え読了。2022/11/26
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