内容説明
13年間生活を共にした盲導犬ベルナと最愛の夫を相次いでなくし失意の底にいた主人公のもとに二頭目の盲導犬ガーランドがやってきた。ベルナと正反対の性格にとまどう主人公だったが…。感動の盲導犬物語、第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
34
27歳にして失明した著者と、新たにやってきた盲導犬・ガーランドとの話。夫を亡くし、前のパートナー犬・ベルナを亡くし、息子と二人で生きる著者のもとにやってきた新しいパートナー・ガーランド。けれど盲導犬になりたてのガーランドとの意思の疎通が難しく、つい前の13年も一緒にいたベルナと比べてしまう。周りの人たちを見ながら、少しずつガーランドを受け入れ家族になって行く。小学生の息子の複雑な心境も有りながら、二人と一匹で綴られて行くその物語。終盤は涙腺が壊れて仕方ない。動物をテーマにした物語は無防備になってしまう。2021/06/04
karipo
6
2013-2 夫、幸治さんと1頭目盲導犬、ベルナを亡くしたあとやってきた、やんちゃな2頭目の盲導犬、ガーランド。始めは「ガーランドってやんちゃで困る」と思っていた郡司さんだったけれど、いままで、ガーランドの全てをベルナと比べていた自分に気付き、このことを通じて2人の関係が、深まって良かった。白血病にかかっても、最期まで精一杯生きたガーランドと、それをずっと見守った郡司さん。2人ともすごいです(^○^)2013/01/27
読み人知らず
5
出会いから送別まで。最後があるからこういうのは読みたくないんだけど、でもいい本でした。犬飼いたいなあ。犬と一緒にいた幸せな時間を思い出します。2013/01/28
やな
4
なんとも悲しい…でも人は生きていかなければならない。2015/12/19
MI-KI
4
2013-10 生ききること それをありのまま見守ること どちらも簡単じゃない ガーランドと共に過ごした時間は短いけれど 教えてくれたもの遺してくれたものは 測れないほど大きい2013/02/04