指先の微熱

著者名：北川夕夏【著】

講談社（2015/10発売）

• ISBN：9784063417371

内容説明

あふれ出す切ない思いを綴る、４つの感涙物語／退屈な毎日を変えたのは、美術教師の多木と過ごす放課後の時間……「指先の微熱」／内定をあせる、大学4年の冷たい冬。忠幸は、塾に来る少女と軽い気持ちで“約束”をするが……「雪消の微熱」／“人のもの”と知りながら、あきらめることのできない恋……「春愁の微熱」／東京の苦い日々に疲れて、故郷に戻ってきたしほ。幼なじみの存在が、何かをかき立てていき……「星屑の微熱」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まる]

短編４集。 不満はない。けど、過程よりも結果どうなった？がきになるタイプだから続きが読みたくなります。 1作目はそんな簡単に芸術認められる？だけどきっとそんなこともあると信じて。2作目菜緒ちゃんは手術成功した？3作目は一番幸せかも。不倫の代償はなく見守ってくれたカレとお幸せに。4作目はいくらうまくいかなかっても2年で風俗は行き過ぎじゃ。親も東京返れは言い過ぎ。いろいろあるけど私の愛する農業男子を幸せにしてあげとくれ。

2016/05/23

[みなの]

再読。初めて読んだ時はあまりいい印象を持ってなかったのですが、改めて読んでみたらまっすぐなお話だったんだなぁ・・。と思いました。

2014/05/30

[カキフライ]

無理して悲恋を描かなくても、と言いたくなる。痛々しい。編集にこういう話を描けと言われて描かされているんだろうなあ。

2013/09/16

[おだ]

ちょっと性格とか環境に難ありな女の子のはなしがいっぱい。最後のはなしがいちばん……かなあ。どれも、ぐわああああって感じには残念ながらならなかった……。えいじはでもかっこいい。かっこいいけどおまえ街出るときも頭にタオルって……それは………ねーべ………とおもいました。

2011/03/13