内容説明
お受験といえば現代社会特有の現象のように思いがちです。しかし1930年代にはすでに、幼稚園の教師から合格のお墨付きをもらっていたのに、入学資格を与えられなかった母親が嘆きの手記を残しています。進物をしなかったからかと自分を責めるその姿は、子を思う親の心がいつの時代も変わらないことを教えてくれます。子と同時に親も選抜されるお受験。ママカーストについても、その実態を数字から暴き、お受験の今に迫ります。(講談社選書メチエ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
9
馴染みの薄い私立小学校について、歴史とともにその性質を明らかにしていく。やはり公立小学校との差別化という視点がかなり重要。2024/04/23
Happy Like a Honeybee
8
新中間層の人口抑制は、限られた経済資本や豊かな文化資本を少数の子に集中投下することで社会的上昇移動を志向するため生じる(ブルデュー) 明治期から現在までのお受験について研究された一冊。 新中間層は子どもに相続できる生産手段を持たないため、学歴を相続することに懸命になった。これは現代の問題ではなく、平塚らいちょうの時代。つまり戦前からの傾向であると。その他縁故入学の変遷も興味深い。 所得水準が上昇した夫婦は、その所得を子どもの教育投資に振り向けてきた。しかし所得低下が進展した場合は?2016/01/29
海戸 波斗
2
子どもは親を選べないんだな。親の影響を受けつつ成長するのは当たり前なんだな。未就学児にできあがりを期待するのは難しいだろ。できれば集団に属さず成長したい。2015/11/22
chidoriayumu
1
昔は私立小学校の入試も先着順であったり兄姉が在学している子が優先されることで、今と比べて熱烈な受験準備の必要がなかったのですね。現在は能力主義で「平等」が求められるが、有名校だと苛烈な受験戦争を引き起こす要因になる。バランスが難しい。 あと、少子化なのに男女別学の私立の方が人を集めてるのが意外。私立が身近にないので、小学校で別学のイメージがなかった。 「お受験」と揶揄されるけども、エスカレーター式で進学できる学校ならその後の受験をスキップして好きなことを伸ばしてあげられるわけで、悪くないと感じました。2021/01/14
takao
0
ふむ2017/11/26




