光文社新書<br> ブラックホール・膨張宇宙・重力波~一般相対性理論の100年と展開~

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光文社新書
ブラックホール・膨張宇宙・重力波~一般相対性理論の100年と展開~

  • 著者名:真貝寿明
  • 価格 ¥891(本体¥810)
  • 特価 ¥445(本体¥405)
  • 光文社(2015/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334038779

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内容説明

2015年は、アインシュタインが一般相対性理論を創り上げてから、ちょうど100年にあたる。一般相対性理論は20世紀の物理学を一変させたが、この理論が描く世界は、アインシュタイン自身の想像を超えるほど奇妙なものだった。本書では、一般相対性理論がどのように理解されてきたのかを俯瞰すると同時に、今日の3つの主流研究テーマを概観。現代物理学の知見は私たちに何をもたらすのか――。最新の研究成果を交えて探る。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキーのパパ

23
評価は★★★★(満点は★★★★★) 一般相対性理論が発表されて100年、そして重力波発見の報告をきっかけに手に取ってみた。 ブラックホールと宇宙論、そして重力波の観点から一般相対性理論の研究の歴史を語っている。新書としてはかなり高度な内容も含まれているが興味深く読めた。 中高生のときは物理学者を目指していたんだけど、そのとき一般相対性理論は難しいし、実験できないから研究対象にならない言われていた。今は数値シュミレーションで研究できる分野になったんだ。好奇心が刺激されたんで、ファインマン物理でも読もうかな。2016/03/17

haruka

17
アインシュタインは事実を観察したり検証して相対性理論を組み立てたのではなかった。彼は自然の奥深くに隠されていた重力の秘密を、彼自身の信念と物理的な美的感覚で見抜いていた。「重力は空間のゆがみであるはず、そして重力を記述する数式にはきっとリーマン幾何学のテンソル計算が関係しているはず、そして時空の曲率はこの組み合わせでないといけない」という洞察力と美的センスが素晴らしかった。物理学者である著者は「よくぞこんな難しくて地味な計算が重力に関係していると看破できたものだと今でも思うし畏敬の念を感じる」面白かった。2023/02/11

文章で飯を食う

12
重力波の観測を記念して、関係本の再読月間。本書はわかった気にさせてくれるし、人間ドラマは面白いし、傑作である。 2017/08/28

うごうご

11
重力波とは何ぞや?と思って読んでみた。読み終わった今の感想は、重力波とは何ぞや?です。2016/06/01

文章で飯を食う

10
相対性理論から、宇宙論が発展していく歴史や人間ドラマが面白い。アインシュタインの頭の中から出てきた理論が、その後の検証に耐え、豊かな果実を実らせる。天才ってすごいな。2016/04/01

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