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内容説明
かつて、男性にとって会社は確かに「安全地帯」であった。しかし今は……。長時間労働の対価であった「終身雇用と年功序列」が崩れ、合併や倒産も珍しくなくなった今、会社だけを頼りにしていたら、男の人生どんづまりになるかも知れない。そんな時代だからこそ、仕事(ワーク)と共に、私生活(ライフ)と社会活動(ソーシャル)という「3本柱の生活」があなたの人生を強く、豊かなものにしてくれるのである。かつて「イクメン」だった著者は、今や「元祖イクボス」として、部下の私生活を応援し、自らもワークライフバランスを満喫しながら、3本柱の生活を実践している。そこでわかったことは、私生活や社会活動の充実と、仕事の能力や組織の業績に「シナジー効果がある」ということ。現に著者はイクボスとして職場の労働時間を激減させながらも、3年間で8割の増益を達成した。本書はその実践過程で得られた効率的な時間術や部下育成法も紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
16
言われたらことを根性論でやりきるというスタイルは成長期では有効な戦術でした。しかし、日本社会は成長期から成熟期へと変遷しています。仕事ばかりの一生ではなく、人生をワーク、ライフ、ソーシャルという3つの分野にわけ、それらが旬である今満足する生活が望ましいのです。そのためには、支配されない実力をつけ、会社にしがみつく生き方から自分の足で立つ生き重要度へシフトチェンジが必要です。自分という会社の責任を、自身が社長となって担っているでしょうか?2016/08/11
yyrn
3
会社の風通しを良くして、意欲的に仕事に取り組む集団とするためのヒントがたくさん書かれている。仕事ばかりでなく、家庭や地域社会で日常を楽しむ術も紹介されていて、素晴らしい!の一言だが、ただ、同じように実践できるかと聞かれれば、それはちょっと難しいかも。仕事は好きでガンガンやっているが仕事を離れれば家でボーっとしているのが好きだし、町内会活動はお付き合い程度だし、仕事以外の友達は少ないけれど少ないながらも楽しくやっているし。仕事以外で周りにああしろ、こうしろとは言いたくないのだ。メダカやカメの世話で十分です。2015/10/28
natsu
1
会社図書。社内セミナーの講師に来られるということで代表作を読んでみた。ライフワークバランスという言葉はよく聞くが、そこに地域社会を加えた3本柱での考え方。なかなかプライベートも充実させられていないと地域社会までは着手できない。将来的に3本柱をバランスよくできるような人になりたい。2017/08/19
Naomi
1
川島氏の考え方は世の中の一歩先を行っているし、彼自身がスーパーマンであることは確か。でも後半は同じことをひたすら繰り返し言っている印象でした。2016/06/27
なな
1
現在、幼児を育てながら会社員をしている身として、本当に参考になった。現在は育児と仕事で手一杯だが、今後、年月を経ていくと、時間をどのように使えるようになるのか、具体的に記載されており、今後の人生設計に有用であった。2016/01/28