内容説明
私のところに「禅の庭」のデザインをしてほしいという依頼が次々と舞い込んできます。依頼者はいわゆるセレブと称される人たちです。できあがった「禅の庭」を見て、彼らは心から感嘆の声を出します。「何と落ち着く風景なのだろう」と。すべてのものを手に入れた彼らが行き着いた先とは、「何もないことの心地よさ」だったのです。シンプルに生きるということは、すなわち自分にとって大切なものを見極めることだと私は思っています。今の自分にとって、いちばん大切にするべきものは何か。それが浮き上がってきたとき、暮らしも心もシンプルな状態になるのではないでしょうか。「ほんとうの自分とは何か」ということを、ときに立ち止まって考えてみる。そんな作業を人生の中に取り入れることで、きっと豊かな心が見つかるはずです。あなたの人生の中に、少しだけ「何もない」心地よさを取り入れてみてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
355
読みやすくて心がスッとした感じがした。足るを知る、1人の時間を大事にするのがいい事だと思った。とにかく部屋を片付けていきたいな。2016/10/12
やすらぎ
164
起きて半畳、寝て一畳。限りなくシンプルに暮らしたい。知足。何でもない一日を楽しみたい。執着心を少し削ぎ落としてみたい。日常の小さな幸せを感じられる感性を磨きたい。たった一杯のお茶の味も日々違うもの。その移ろいを感じていたい。…ただ為すべきことをやること。慌ただしかった一日の終わり、夜が静まった頃、日常を心から追い出して読書をする。数頁、文字を追っていればたちまち眠気が襲ってくる。でもそのひとときこそ、心が切り替わる大切な時間。また新しい一日を迎えることができる。こころのゆとりとなる。そんな日々を送りたい。2021/12/28
ナミのママ
61
大好きな桝野さんの本、今回も寝室に置いてゆっくりと繰り返し読みました。シンプル=断捨離ではないと思っています。お金がなくても心が豊かなら、とも思っていません。この本はタイトルでは流行りの「ソレ」風だけど内容はやはり禅に基づいたもの、私は好きな考え方。でもなかなか実行できず、繰り返し読んでいます。著者の本はこれからも続けて読みたいです。2016/01/15
ゆいきち
51
気付いたら著者の本、溜めてた!!私が「こうありたい」と思う生活は、禅の思想に通ずるものがあるのかな。シンプルは、モノを減らす、ということと、心の中のごちゃごちゃを整理して簡素な心で五感を研ぎ澄ます、という意味でもあります。他人と比べない。過去の自分と比べる。世の中がめまぐるしく変化しようと、自分のルーティンは崩さない…。もっともっと丁寧に暮らしたいなぁ…。2022/07/31
しん
39
特に気になった部分に付箋紙を付けながら読みました。付箋紙を付けていない部分でも、日々の生活に取り入れたいことがあります。もう一度読み返そうと思っています。そして、限りなくシンプルな生活を実践してみたいと思います。いらないものを削ぎ落とせば、とても身軽に、とても自由になると思います。2015/10/28
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