原発と戦争を推し進める愚かな国、日本

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原発と戦争を推し進める愚かな国、日本

  • 著者名:小出裕章
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 毎日新聞出版(2016/01発売)
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  • ISBN:9784620323268

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内容説明

反骨の原子核工学者、京大退官後、初の書き下ろし

2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。大量の放射性物質が環境に放出され始め、その日のうちに原子力緊急事態宣言が発せられた。事故から4年半たった今も、この緊急事態宣言は解除されていない。敷地内からは今も放射性物質が放出し続け、汚染水が増え続け、下請け、孫請け労働者の被曝も続いている。また、10万人を超える人たちの生活が根こそぎ破壊されたままである。復興への道はいまだ遠く、事故は収束していない。
しかし、安倍政権は、そうした状況であることを国民に忘れさせ、経済発展に目を向けさせようと、原発再稼働と原発輸出に躍起になっている。
さらに政府は、戦前の治安維持法の焼き直しである特定秘密保護法制定、武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権を認める安全保障法制の制定と、矢継ぎ早に戦争へのレールを敷いている。
本書は、著者が京都大学原子炉実験所を定年退官して初の書き下ろしとなる。45年にわたり原発の危険性を訴え続けてきた信念の科学者が、原発を推し進める巨大権力に対し、残りの人生を賭けて闘う決意を綴った覚悟の書。

第1章 原子力緊急事態は今も続いている
第2章 福島第一原子力発電所は今、どうなっているか
第3章 日本は原発廃炉の時代に突入した
第4章 不都合な事実を黙殺する日本メディア
第5章 原子力マフィアの復権を許してはいけない
第6章 原発・戦争国家へと突き進む政府の暴走を食い止める

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

14
著者の専門である原発、被曝だけでなく、秘密保護法や安保法制、安倍政権への批判など、著者の専門外に対する考えを知れるのは有益。著者の考えにいちいち納得する自分がいるが、一つだけ承服できかねる点があった。それは127頁に書いてある原子力協定12条4項と16条3項についてだ。著者は12条4項を、“原子力をやめようとする時は協議をしなければならないということ。だから日本が「やめます」と言っても米国が「うん」と言わなければやめられないわけです。そしてもう一つは、その判断が経済優先でなされるということです。”と言う。2016/03/21

ペカソ・チャルマンチャイ

4
一部同意出来ない部分があるが、それ以外はほとんど納得出来る内容です。人命や法をおろそかにしながら、愛国心や道徳を語るとは、著者のおっしゃる通り、この国の首相はきっと病気なんでしょうね。しかも重症の。でも「愚かな国民には愚かな政治」ということは、そんな人を首相にした国民も病気なのかもしれませんね。2015/12/18

Kenji Ogawa

0
必読の一冊。書いていることは真当だが、筆者は四面楚歌状況。毎日と朝日はまだ放射能汚染を免れている。2017/04/11

nazukenta

0
川内原発再稼働差し止めの申し立ての却下は無責任な判決。日本の原発規制基準に避難計画がないことを米国も知らなかった。 過酷事故が起こった場合、避難はほぼ不可能。2016/04/18

Akio Kudo

0
★★★★★ 非常によく出来ている。原発には当然、原子炉が寿命を迎えるという必然があり、その際に廃炉にする費用と手間が馬鹿にならない現実は恐ろしい。2018/02/10

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