内容説明
老猫との暮らしは、とびきり可愛くて、ちょっぴりせつない――。
視力を失い、ジャンプもできない、トイレも粗相ばかり……。老いて日に日に「猫らしさ」を失っていく我が家の黒猫・タンゴ(16歳)。でも、意地でも幸せに、楽しく暮らしてやる! そう、最期の瞬間までずっと楽しく、一緒にね。
飼い主が大切にすればするほど、長く愛らしく生きて、やがて老いゆく姿を見せる猫。老いた猫と、どうしたら幸せに暮らせるの? 老猫飼いの困った! を解決し、後悔なく“その日”を迎えるための愛とせつなさに溢れた一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめ
26
今年の6月に叔母の家に仔猫が屋根から降ってきた!それ以来、私は仔猫に溺れ、毎日会いに行くのが楽しみな日々。今まで動物には興味なく、飼ったこともなかったので、いろんな本を読んで研究中。仔猫が老猫になるまでにまだ何年もの月日があるけれど、これを読んでいろいろと覚悟をしなければと、うるうるしながら読みました。そう、生きている限りいつかは死を迎えることはわかっているけど辛すぎる。ペットロスも心配でだし、老猫の介護も大変で、そのことも考えていかないといけないなぁと気づかされました。2015/12/23
モミ
19
老猫との生活を綴ったものかと思ったら、ガッツリ実用的な内容でした。猫が老いてからのトイレ、食事、更には葬儀の話まで。参考にさせていただきます。2021/03/05
むつこ
11
昨今、TVで動物番組は増えたが高齢の動物についての特集は少なく、誰にでも訪れる老いのテーマは普遍。やっぱりペット保険入ろうかなぁ~。2017/06/12
スリカータ
4
可愛い猫もいつかは老いるし、その延長に死はある。目を背けないためにも、知っておきたいことが記してあります。タンゴは幸せな猫ですね。命に最後まで責任を持つのは尊いことです。すべての愛猫家に読んでもらいたい本。斎藤さんにはペットロスから立ち直った方々も取材して本にしてほしいです。イラストがいい味を出してました。2015/11/05
9saito
2
老猫がどんなに繊細で愛おしい存在か、共に過ごす時間がどんなに尊くて濃密か…そこに触れてくれる、数少ない本だと思います。愛してるからこそ追い詰められもする介助・介護生活ですが、そうした気持ちを共有してくれる人の言葉で、だいぶん救われると感じました。タンゴちゃんが存命なので再読も辛くないですし、とても為になる一冊でした。2015/12/23
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