社会が変わるマーケティング ― 民間企業の知恵を公共サービスに活かす

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社会が変わるマーケティング ― 民間企業の知恵を公共サービスに活かす

  • ISBN:9784862760098

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内容説明

大家フィリップ・コトラーが満を持して贈る、社会を変える方法=ソーシャル・マーケティング!

「本書は、半世紀以上にもわたって民間企業で顧客満足を高め、売上と利益を上げるために使われてきた「マーケティング」を、社会に変革をもたらすために活用することを提案している。マーケティングの基礎から具体的な実践手法まで、そして世界中の豊富な事例を紹介する。中には日本では考えられないような事例もあり、公共分野に関心のない方も、興味深く読むことができるだろう」(訳者まえがきより)

イギリスの学校給食を劇的に改善した有名シェフ。サービス精神が豊富なアメリカの郵政公社。フィンランドを世界で最も健康的な国に変えた「ファット(肥満)からフィット(スリム)へ」運動。官民あげて取り組まれたヨルダンの水資源節約キャンペーン。ネパールの画期的なHIV対策。……世界各国で実践されている、優れた公共サービスとそのマーケティング活動。コトラー教授が豊富な事例で「社会を変える方法」を解説する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

56
国や自治体、政治家、電気、ガス、上下水道、郵便など、公共サービスを提供する「社会基盤」を構成するパブリック・セクターの人たちが、民間企業では当たり前のように活用されている「マーケティング」の知識を身につけ、より実態に即し、より効果の高い公共サービスを提供できるようになることを目指した本。マーケティングの基礎を振り返りながら、それが適用されて効果が発揮された公共サービスの事例が参考になる。ゴミのポイ捨て抑制、若者へのコンドーム普及、給食による出席率向上、臓器移植ドナー勧誘、シートベルト着用率向上など。2014/05/30

ばなな

1
マーケティングが大切。色々な課題、例えば禁煙の取り組みについての課題があり自分なりで考える。もちろん成功事例で対策もある。勉強になる一冊。紫波図書館からリクエスト本で借用。リクエスト本を頼んでいて面白いことに地域で購入している本に偏りがある。これって担当者の好みかな?2016/08/20

青木孝文 Aoki Takafumi

1
ソーシャルマーケティングについて書かれた本。P.コトラーはマーケティングを企業が利益を上げる手段として使うだけではなく、公共機関が社会的利益を上げる手段として使うことも提案している。具体的な目標とターゲット・オーディエンス(対象者)について明確な意識を持ち、鍵を握るインフルエンサー(影響力のある人)と重要なパートナーの協力を得ることが大事だという。2014/05/25

つゆき

1
伝統的なマーケティングの概念は公共機関においても適用することができ、公益の実現においてそれは重要な役割を果たすということを説いています。マーケティングの考え方や手法を公共機関における実例をもとに解説しているのですが、この本を読んだ限りでは公共機関と営利企業とでマーケティングの何が違うのか明らかではありません。主体は何であれマーケティングの概念は同じだということかもしれませんが、だとしたらこの本の存在意義が少し疑問に思えます。2011/01/05

hachiro86

1
「行政革命」と並ぶ名著2009/05/07

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