内容説明
神童の運命はウンコで変わった!?
26年前の夏。優等生だった一人の中学生が突然、引きこもり生活に……。 「神童」→「名門中学に合格」→「引きこもり」→「大検を取得で大学へ」→「2年足らずで失踪」→「上京して芸人に」→「借金から債務整理」→そして、「復活(ルネッサンス)!」
人生いつだってやり直せる!? 髭男爵が七転び八起きの人生から学んだやり直しのルール。
auスマートパスとマガジンワールドで好評WEB連載中の山田ルイ53世の自叙伝『ヒキコモ・ル・ネサンス』が、待望の書籍化決定!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あらたん
56
とても読みやすいし全てのページにくすりと笑えるところが含まれていてメチャクチャ面白かった。ワードセンスが抜群。ご本人は謙遜しているが中学受験の経緯とか見ると地頭がとても良い人なのだろう。まあ、人生万事塞翁が馬、人生はいつでもやり直せる、この人ほど説得力のある人はいないですね。2024/09/13
なっち
38
『一発屋芸人列伝』が面白かったのでこちらを。神童と呼ばれながらも名門中学に入学後ある事件をきっかけにひきこもりになった著者自身の壮絶な自伝。この人は物書きで十分生計を立てられるレベル。テレビで見る目も変わりそう。2019/01/26
Sato
31
ルネッサーンス!で一発当てた彼も実はヒキコモリ経験者だった。近所で神童の評判も高く兵庫の有名進学校に合格し、先生から「将来東大も夢じゃない」と太鼓判を押されながらも「ある事件」をキッカケに長期にわたるヒキコモリ生活に突入。頭は良いが生き方が不器用ゆえに、人間関係を上手く築くことができず人生まわり道して来たようだが、彼はきっと地頭もよく読書量もハンパないのだろう。彼の文章はボキャブラリー豊富で機知に富んだ比喩表現に彩られ、読んでいて非常に面白く、タダモノではない文才を感じる。彼の他の著書も是非読んでみたい。2019/01/22
たぬきごんべい
30
ルネッサ~ンス!の芸からは想像出来ない、中二から20歳までの引きこもり自伝。そこから頭が良いのに貧乏だった時代のことを書いてある。引きこもりとは書いてあるが実際はバイトもやっていたし、引っ越しもしてるし、世間から全く隔絶された環境では無い。「東大も夢じゃない」という神童だった片鱗が「一発屋芸人伝」もこの本からも伝わってくる。読みやすく面白い。月8000円の大家さんとのエピソードは「大家さんと僕」のようだった。★4.02019/04/01
アコ
30
神童と称され名門私立中に合格。華々しい人生が待っていると疑わなかったであろう著者の転落と再生。朝顔や作文のエピソードからして地頭の良さを感じるし大検独学一発合格も納得。「人生が余ってしまった」という表現がリアル。絶望を噛み締めながら毎分毎秒同世代に遅れをとっているんだという焦燥感がなんとも…。文字も大きめで読みやすい文体。比喩が巧みでクスッと笑えるけど、若干くどい気も。悲壮感を消すためかな?他著も読もうっと。■結果が出るまでは人は夢を語れるのである。■社会の歯車になるのも難しい。立派だ。2018/12/12